芸能界には学会員が多いという。
自分が学会員だった頃は、芸能人の学会員はチラホラとしか知らなかったが、
特にインターネットが普及してからは芸能人の学会員情報はよく知られるようになったようだ。
ただ、インターネット情報は偽情報も多いので、全てが正しいという訳ではないが、有名な芸能人でも学会員である事が確定されていて、
意外な有名芸能人が学会員だったと知るようになっている。
自分が学会員だった頃は、髪型や服装についての規定が厳しかったし、
仕事も生活も犠牲にするような学会活動に従事しなければならないので、
とても芸能人にはできないだろうと思っていたものだった。
ところが、今では意外な顔ぶれの有名人も多く入会しているという。
昔ならそれが不思議に思う事ではあったが、
創価学会の組織構造が判ってからは、それはそうかも知れないと思えるようになった。
それは創価学会は特権階級と下層階級に分かれているからである。
学会活動に追い立てられ、資産も搾り取られるのは下層階級としての一般会員なのである。一般会員は一般社会人という事になる。
それに対して、特権階級は運営側の上層部及び本部職員だけでなく、
芸能人や作家・文筆家など、特殊な才能や技能の職業をしている学会員も含まれるのだ。
なぜなら、芸能人や作家などは創価学会にとって広告塔としての価値があるから大事にされているからである。
芸能人は一般会員のように活動に従事させられる事もなく、
たまに座談会や本部幹部会に顔を出す程度で済んでいるのだ。
中には選挙戦で公明党の遊説に参加したり、芸能人仲間を折伏している学会芸能人もいるが、
それは例外と言ってもよく、殆どの学会芸能人は学会活動には参加していないと思えるし、また、強制もされないと思える。
つまり、芸能人などは創価学会から大事にされる事によって
「創価学会は素晴らしい団体だ」と思わせ、それで広告塔としての役割に利用されているという事なのだ。
芸能人や作家等の学会員も週刊誌やインターネット上の創価学会批判は知っていると思うが、
それら批判は殆ど嘘だと思っているのではないか。
なぜなら、芸能人は芸術部に所属し作家等の文筆家は文化部に所属していて、
一般会員とは一緒に学会活動をする事はない為、
一般会員が強いられている非常識で過酷な活動や金集めなどの実態と創価学会の暗部を知らないからである。
だから世間で創価学会批判を目にしても、それを信じられないのだと思う。
また、芸能人は芸能界というライバルだらけの世界で生き残る為に
学会員同士の連帯を作って励まし合っていけるという利点もあると思われるし、
それに創価学会は文化祭など芸能的な事が好きな団体だから、
芸能人と合うという事もあるだろう。
ただ、これからも芸能人の学会員は増えるかどうかは判らないが、
下層階級の一般会員は減り続けているから、
創価学会を支えている一般会員が減り続けていては、
いくら芸能人の学会員が増えても創価学会は崩壊してゆくしかないのではないか。
そういう事になったら、有名芸能人にでも折伏で信者を増やしてもらい、
財務でも多額の寄付をしてもらわなければ、学会は生き残れないのではないだろうか。
特権階級だけでは創価学会の組織はもたないだろう。