誕生日プロモーション

ミネソタ・ティンバーウルブスは、「Birthday Club」という新たなファンクラブを立ち上げた。

これに登録できるのは本拠地Target Centerの半径150マイル以内に住んでいるファンのみ。登録には、本名、住所、メールアドレス、生年月日が必要になる。

登録者にメリットが生じるのは、その人の誕生日。無料チケット2枚とチームグッズ25%オフ券が手に入る。

無料チケットの有効期限は誕生日の月とその次の月いっぱい。オフシーズン中に誕生日を迎えるファンは、翌シーズンの10-12月の間に観戦できる。なお、チケットの転売は禁止されている。

これまでもファンの誕生日に関連したプロモーション(チケットやグッズの値下げ等)は数々あったが、このように無料チケットを配布したNBAチームは過去にいなかったという。

ティンバーウルブスは、昨シーズン、平均観客数が1万5306人にとどまり(NBAの30チーム中28位)、観客数増加が課題となっている。

同チームのMike Grahl氏は「一番の目的は、多くの方々にアリーナに足を運んでもらい、ウルブスのバスケを体感してもらうことです」と言う。「一方で、ビジネス的には、顧客データを獲得し、ファンを理解し、愛着を強めてもらうことも重要です」。

これまでに約2万人がBirthday Clubに登録しているという。

参考文献:
https://www.sportsbusinessdaily.com/Journal/Issues/2019/09/16/Franchises/TWolves.aspx
https://www.nba.com/timberwolves/birthday

投稿者:

akiraasada

テキサス工科大学スポーツマネジメント学部で教員をしています。専門はスポーツマーケティング。特に、人がスポーツファンになるメカニズムを研究しています。

コメントを残す