2016年2月6日(土)~2月12日(金)、東京で北欧関連のイベントが行われ、6日、10日、12日にはジャパンプレミアとしてマグネがサントラを作ったノルウェー映画、「ビートルズ」が公開されるそうです。
ノルウェー大使館の案内ページ
この映画については興味深いエピソードがあり、2014年10月にオスロでマグネ本人が話していました。
a-ha.comに掲載されたQ&A
映画の部分だけ抜粋すると・・・
“映画「ビートルズ」のサントラを作れることは、子供時代に戻る機会のように思えてワクワクした。だけど完成した映画は実際に見ていないし、プレミアにも行かなかった。音楽についてはいいことしか聞かないけど、人はたいてい親切になる傾向があるから悪いことは言わないと思う。だけど論評も音楽はポジティブな部分としてピックアップしていることには気付いたよ。
ただ最終的に完成したものは僕の考えていた方向とは違っていた。監督とのやり取りにうまくいかない部分があり、自分の意図を分かってもらうには入ってくるタイミングが遅くて、曲の使われ方は100%納得できるものではなかった。ただ完成したものを見ていないからどのぐらいの割合かは言えない。プレミアに行かなかった唯一の理由は、映画について質問される前に編集し終わった作品を見ておく必要があったから。映画館を貸し切れるなら、という返事で、僕はそれでOKだと言い、友達を呼べるし、喜んで見に行くと言っていたのに、それを向こうが嫌がったから行かないと言ったんだ。
アルバムの方は、後で僕が目指していた音に近づけたから違っている。もう少し思い切った形で、左では遠くにドラムの音、右の遠くではベースが響くといった60年代風、僕の育った60年代の音のイメージを明確にしたかった。アルバムではある程度の部分を映画とはちょっと違う形に広げ、不十分な使われ方をされたと思う部分は取り除いた。僕が映画を観ていないのは最終的な編集に関してだけだし、何ヶ月も取り組んで仕上げたものを渡して、これを映画で使うべきだったと言ったんだ。もちろん聞き入れてくれなかったから、混乱の中に乗り入れたような感じだった。音楽の物語性に中心となる個性を与えるより、感覚で説明しようとされた。僕がやろうとしていたこととは違う。僕は映画にもっと強い共鳴を与える音楽の世界を提供したいと思っていたんだよ。”
・・・ということです。
マグネの言う監督は音楽監督のことだと思いますが、映画を観て音楽が好きだというファンからの質問にマグネが答えていたQ&Aの様子は、YouTubeにも動画がアップされています。
完成した作品もサントラも気になる映画ですが、日本でも観るチャンスがあるのは嬉しいです。
マグっちは、自分の思い通りにならなかったようですが、単純に、映画として、観て、楽しめました^^;
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