化石と硯

何年程前になるか忘れたが、街の文房具屋さんで硯を購入した。先ず硯の『銘』を示そう。その文字は「大成精英 丙寅 印(?)」と読むのかと思う。その硯石がとても不思議な化石の塊石である。硯の裏面が化石の塊である。全体と上半分の写真を示す。先日からカメラに収めておいたので、公開してその化石が何であるかを皆さんに考えて貰おうと思った。日本の化石ではなく、中国で作られた化石の「硯」と思う。幾つかの写真で示した。写真を拡大すると、同じ形状をした虫のような化石に見える。色も少し橙色の残る「足」ではないかと思われる。現在の知っている虫の中には思い当たらない。左側には少し大きめの特徴のある化石かと思えるものも見える。最後にこの硯の箱の模様も示しておく。(追記)2012/08/03. 石の囁き 聞こえますか に関連した記事である。化石は古代の地球環境を知る、貴重な自然の遺産であり、残された古代記録である。だから化石はいろいろ話題になる。しかし『石』という存在はあまり注目されない。全て、石も初めから石ではなかった。そんな単純な見方が自然理解の基本でなければならないと思う。

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