バットディテクタ

スペクトラム圧縮式バットディテクタ
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特徴

1.ディジタル信号処理

コウモリや昆虫などが発する 20kHz~100kHz の超音波をディジタル信号処理により,
400Hz~2kHz の可聴音に変換します.

2.超音波の周波数を1/48に変換

超音波の周波数の1/48がスピーカから聞こえる周波数となります.

3.スぺクトラム圧縮式

可聴音に変換するための方式として,スペクトラム圧縮式を新たに開発,採用しました.
特徴は,周波数分周式と同様,チューニング操作なしで,
20kHz~100kHz 全体を聞くことができ,聞こえ方はヘテロダイン式のように,元の超音波の特徴が損なわれることがありません.つまり,周波数分周式とヘテロダイン式の長所を併せ持ったものとなっています.
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4.音響ホーン

超音波マイクの開口部は直径0.5mmと非常に小さいため,超音波用の音響ホーンにより開口面積を広げ感度を向上させています.

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5.フィルター機能

ヘテロダイン式は,設定(チューニング)周波数付近の狭い帯域の超音波しか聞くことができず,目的の周波数がわからない(例えばどういう種類のコウモリがいるかわからない)場合,設定周波数によっては聞き逃す可能性があります.
一方で,「帯域が狭い」ということは,ノイズが少ない(S/Nがよい=高感度)ということでもあります.本機は,バンドパスフィルタをONすることで,帯域を狭くし感度を向上させることができます.

6.ハウリングレス

ヘテロダイン式においてしばしば起こる現象としてハウリングがあります.理論上は,スピーカーから出た音をマイクが拾っても周波数変換されるため,ハウリングは起こり得ませんが,現実の周波数変換器(回路,IC)は,入力信号の一部が周波数変換されずに出力にリークします.これを0にすることは現実には不可能なため,スピーカーの音量を上げると,場合によってはハウリングを起こし,非常に聞きづらく音量を上げることができない場合があります.
本機は周波数変換器(回路,IC)を用いず,完全なディジタル信号処理による変換を行っているため,入力信号の出力へのリークは完全に0で,ハウリングを起こすことはありません.

7.スペクトラム表示

どの周波数の超音波が発生しているか,視覚的に確認できます.
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バットディテクタ Tj US2  1台¥27,500 (送料と税込)
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テスト用超音波音源(40kHz)  1台¥6,500 (送料と税込)
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