狭山丘陵の豊かな自然をお知らせいたします。

動物

先日、狭山公園パークセンターは、同公園内・宅部池(たっちゃん池)の「かいぼり」を行うための、説明会(希望者)を現地で行った。

「かいぼり」は池や濠等の水を抜き、ドロ等を取り除き、外来種の魚等を駆除し、浄化するもの。

農家では昔から行っていたもので、狭山公園のたっちゃん池でも、来年1月17日に行うと言う。

10年前にも行ったと言う、その時には、ブリーギル、オオクチバス、ブラックバス(スズキ)などの外来種が獲れたと言う。多くの人の見学・参加を希望している。

DSCN4385-1 DSCN4392-1

 

先日、都立狭山公園内「宅部池(たっちゃん池)」の「かいぼり」が行われた。

このかいぼりで、都内では発見された記録がない「イシガイ」の生息が確認された。

トウヨシノボリ(タナゴ類)などは、イシガイの中に卵を産み付けると言う。

「かいぼり」の状況

「かいぼり」の状況

左側の小さい貝がイシガイ

左側の小さい貝がイシガイ

水槽のトウヨシノボリ

水槽のトウヨシノボリ

 「イシガイ」と「トウヨシノボリ」はお互いに必要としているらしい。

管理センターは「イシガイ」の採取を禁止していると言う。

この「かいぼり」で モクズカニ も見つかった。

モクズカニ

モクズカニ

「モクズカニ」は、海で産卵し、川を遡上すると言う。

カニは、はるばる狭山公園の「たっちゃん池」まで来たのだ。

海から、たっちゃん池まで、何キロあるだろう・・

この長い距離をカニ達は延々のぼってくる、気の遠くなる話しだ。

「モクズカニ」の寿命は4~6年と言う。

淡水池などで成長し、海で産卵、一生を終えると言う。

淡水池などで成長し、海で産卵、一生を終えると言う。

海からたっちゃん池まで遡上する、天から与えられた習性・宿命とは言え

小さな体で「けなげ」に上って来ることを思うと、涙 が出る。

いつか、上ってくる河川をたどりながら、カニ達を激励したいと思っている。

「狭山公園」の画像検索結果

宅部池(たっちゃん池)

 

 

2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
PAGETOP
Copyright © 多摩湖の自然 All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.