1.  本25日午後1時30分頃から約30分間,山田賢司外務大臣政務官は,第9回知見共有セミナーで訪日中のハサン・アブドッラー・アル・アークーリー議員(議員団長)を含むイラク国会議員等6名による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

    1 冒頭,山田政務官から,議員団の訪日を歓迎しつつ,イラクの復興や開発を進める上で人材育成が必要であり,その観点から,日本の知見と経験を共有する本プログラムがイラクの国づくりに役立つことへの期待を述べました。

    2 また,山田政務官から,イラクの安定は中東の安定の要であり,日本は2003年以来一貫してイラク自身による国づくりの努力を支援してきたことを述べ,今後も日本は官民を挙げてイラクの復興に向けた自助努力を支援していく旨述べました。

    3 加えて,山田政務官から,外交関係樹立80周年を迎える今年は両国関係飛躍の好機であり,本セミナーは,国会議員間交流を強化し,両国の協力の分野を広げていく上でも重要である旨述べました。

    4 これに対して,イラク側から,謝意を述べつつ,イラクで日本がプレゼンスを高め,両国関係が強化されることを期待したい旨述べました。

    [参考]知見共有セミナー
     異なる宗派・民族に属する国会議員等を中心としたイラク人を招聘し,復興などに関する日本の知見や経験の共有を通じて,日本に対する深い理解とイラクの復興・国民融和を促進することを目的とした国際協力機構(JICA)が主催するセミナー。