モンキーブーツのメンテ(後編)

こんにちは、ばしです。

 

すっかり秋めいてきましたね。

毎週土曜日は7時から9時まで友人と早朝テニスなのですが、昨日はコート脇のベンチに夜露が下りてました。まあ、コートは南河内の山の中だし、昼間はどこにいてもまだまだ暑いわけですが、それでも午後の日陰には真夏の暑さはもういない。「メンテは屋外派」の私にとってはありがたい限りです。

そんなことで、さっそく昨日も午後から作業しました。お安く拾ってきたモンキーブーツのメンテ。前々回からの続き、後編です。簡単に経過のおさらいから。

 

2週間前。

拾ってきました。

早速メンテしました。

いつもの手順の後、オイルをがっつり入れました。

 

このまま1週間放置。

だいぶオイルが浸透しました。

 

さらに1週間後の昨日。

かなり落ち着いたかな。

ブーツにミンクオイルを入れますと、いつまでもベタベタしてホコリを吸着してしまうらしい。「ワークブーツにはミンクオイル」という説があるものの、実際はやめとけという経験者も多いみたい。

その点、クリストフポーニーは「セラム」も「レザークリーム」も、どちらも成分は「オイル」なんだろうけど、数日放置するだけでしっかりと浸透し手触りもサラッとなります。

今回はがっつり塗布したのち10日間放置。

柔らかさと艶感だけが残りました。

さて、これにてメンテ終了、としてもいいのでしょうが、折角なんで補色など施して仕上げることにしました。

爪先側前半分はしっかり茶色。後ろは茶色とはいえ薄い。踵なんてブラウンというよりもタンです。

どっちの色のクリームを入れようか?
元の色はタンなのかも。ですが、
それだと多分補色にならない。

色むらを軽減させたいこともあり、濃いめの方、ブラウンのコロニル入れてみよう。

指で直接塗り込む。

しっかり押し込む。

右足の色目のままでも素敵だったんですけどね。

もう、後戻りはできない。
まあ、気に入らなきゃまた色を落とせばよい。
このままススメ。

ビーズワックスの茶を入れてみた。

何もなしの右足の方がつやつやしてます。

白い方の缶。
爪先にミラーグロス入れてみました。

ハイシャイン、というほどではないものの、まずまず光ったかな。

踵にも、

入れてみた。

ま、よろしいのではないかな。

右も同じ手順で。

おお、右のトゥのほうがぬめっと光ったな。

左右で茶の色目が若干異なりますが、ま、ご愛敬。
私にしては上出来です。

 

ビフォーアフターで確認です。

 

【BEFORE】

【AFTER】

靴紐を新品に交換しました。
茶のアッパーには黒でなく茶の紐、が、私好みです。

 

【BEFORE】

【AFTER】

ガサガサした感じもなくなりました。
まあ、多少はすっきりしたでしょう。

 

【BEFORE】

【AFTER】

飴色でなんかいい感じです。

左足の羽根のほつれ。

百均のマニュキュアで固めておこう。

黒しかなかったんで、黒で。

乾いたら凸凹をならします。

目立つかな。
ま、構わん。
これで当面はほつれることはないでしょう。

 

さて、足を入れてみよう。

サイズはちょうどです。
おそらくUK7.5。
なんだけれど、

なんだか「もっさり」した印象です。

ズボンの裾をロールアップしてみました。
パンツは短かめにして、ブーツ全体を見せたほうが良いのかな。ブーツ、あまり履かないんで、履きこなし方が分からない。勉強せねばなりません。

なぜって、

なんやかんやでブーツも増えました。

12時が今回のモンキーブーツ。時計回りに、

ルーディックライター
アレンエドモンズ・ベイフィールド
コスチュームナショナル
エシュン・ギンコ

茶が3足に黒2足。
黒が1足少ない・・・。

いや、ブーツばかりそんな沢山いりません。
5足ともジャストマイサイズですので、
もうこれで十分です。

いかにも「道具」といった体で履きこまれたワークブーツほど、爪先はしっかりと磨きこまれているのが好みです。自分で履きこんだわけではないけれど、そもそも仕事ではこの手のブーツは履けませんので、こんな風に履き育てる時間もありません。そういう意味では、今回は「靴」と「時間」の両方を買ったわけです。で、とてもいい買い物ができたと思う次第です。

 

こいつはヘビーローテーションしよう。
この秋冬の週末に、そうだな、
月に2回以上は登板させましょう。
どんな服に合わせたらよい?
どんな秋冬物、あったっけかな?
引っ張り出してファッションショーせねば。

それもまた楽しみのひとつですよね。

 

(おしまい)

 

 

4件のコメント

  1. こんにちは。
    いい感じに仕上がりましたね。
    自分も履き込まれたブーツであってもトウを艶々にしてあげたい派です。使い込まれているけど手入れされていて、職人の手垢でテカっている道具感みたいな?
    マニキュアでほつれを固めるという手法も初めて知りました。マニキュア持ってないけど(笑)

    あとこの歳になるとブーツは古靴で買いたいという感覚もわかります。自分もこの夏未使用品のブーツと中古のブーツを入手しましたが、新品の方は今更育てるにも時間がなぁ‥って思います。なので多分“転がし”ちゃうかな(笑)

    1. 三十郎さん
      ありがとうございます。
      そうそう、いい道具だからこそ使い込まれてテカってる、
      って、かっこよさげで昔からなんだか憧れるんですよね。
      ブーツは季節限定なこともあってなかなか育ちませんが、
      まあ、履かなきゃ転がせばいいし、躊躇なくいけます笑。

  2. こんにちは!
    とても綺麗になるんですね〜
    ツヤッツヤ〜
    冬の間もオサレなブーツが履けるなんて裏山Cです。
    今年は暑いので、10月11月の2ヶ月がオサレブーツの勝負です。1年前トリッカーズのカントリーを8000円位で2ストさんでGETしたのは良いものの、大雪のおかげでほとんど履けず。
    冬の間は、L.L.BeanかSORELになってしまいます。
    カントリーブーツはレザーソールですが、ハーフラバーでは意味無し芳一(耳なし芳一)です。

    暑くて寒いのは、もう勘弁です(>_<)

    1. としさん
      お疲れ様です。確かに、本格的な雪のエリアは足元も本格的な装備になるんですね。
      これまでSORELを2度ほど拾ってきて、出番がなくて2足とも転がしました。
      活躍の場があるのはそれはそれでうらやましくもあったり。
      いやあ、お互いなかなかうまくいかないもんですが、年内しっかり活躍させてあげてください笑。

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