「平成」から「令和」に~新元号を迎えるにあたり~

昨日から新年度ということもあり、
平日自宅での晩酌を
控える生活を送り始めました。
始めて最初の朝。
寝起きはまずまず。
お酒を控えた分よく眠れた感じです。
さて、昨日午前11時半過ぎに新しい元号が
発表されました。
「令和」とかいて「れいわ」と読みます。
漢字変換でも一発で出てきましたので、
自分のPCもすでにアップデートされたということでしょうか。
情報技術のスピード感には改めて驚きです。
日本固有の元号についてせっかくなので
少し調べてみました。

今回の元号は、日本の古典からの選出

今回(2019年5月1日)「平成」から「令和」となるわけですが、
この改正で248番目の元号になるようです。
今回の改正では、元号の名称の由来を
日本の最古の和歌集「万葉集」から
採用したことや、天皇陛下が在位中の新元号の発表と

いくつか元号の歴史上初めてのことがありました。

ところで、最初の元号っていつかな?
と思い調べてみると、
皆さん社会の歴史で勉強した「大化の改新」で

知られる「大化」が最初です。

大化の改新といえば、蘇我入鹿が暗殺され、
律令国家の礎が築かれた歴史的出来事です。
時代で言うと飛鳥時代。
西暦でいうと646年。
かなり昔ですね(*_*)
紙と墨しかなかった時代によくこのような資料が残っていたかと思うと

改めて驚きです。

今回の元号改正で現在の今上天皇陛下が退位され、
皇太子様が新しい天皇に即位されるわけで、
この流れから考えると、天皇陛下と元号はセットかなと
思っていました。しかし、歴史上はむしろ天皇陛下の即位・退位のタイミングと
元号変更が一対でなかったので、一つ勉強になりました。

過去最短の元号は2か月

また、今回の改正で248番目の元号になるわけですが、
645年から数えて現在で1374年がたつわけですが、
単純に割り算すると一つ当たり6年弱の年数になるので、
最近の元号の明治(45年)、昭和(64年)、平成(31年)は、
歴史的にかなり長い年数だなと改めて思いました(どれも足掛けの年数)。
調べてみると、昭和がやはり一番長く、逆に一番短いのは、
暦仁(りゃくにん)で2か月弱。
はやっ!
改元理由は、「天変」で時代は、鎌倉時代。
改元の名称にこれだけ時間と労力を考えている今の時代では
考えられないですね。

これからの元号に向けて

自分は、昭和の終わりに生まれ、平成を最初から経験してきたわけですが、
その30余年の中でも、情報技術の変革が目まぐるしいスピードで起き、
そこに生きる人たちの価値観も大きく変わってきたと感じています。
例えば、生活習慣も核家族で共働きの世帯が中心となったり、
電話も黒電話から、プッシュホン、そして携帯電話の登場から
スマートフォンへの変化といった情報技術の
進化であったりと、生活スタイルが変わりそこに住む人の

価値観も変わり、その中で新しい文化も生まれてきました。

今回の「令和」は、「人々が美しく心寄せ合う中で
文化が生まれ育つ」という意味が込められているようです。
これからは、平成の時代と違った形で新しい文化が生まれ
人々の心の中に新しい価値観や考え方が根付いて、
現在よりも先行きが明るいものになればなと思います。