日本人発音講師による中国語発音矯正専門教室

 

 

りんず中国語ラボのレッスンは「中上級者のための日本人講師による中国語発音矯正レッスン」です。安定した発音が定着し、身につけた発音が退行しないトレーニング方法をお伝えします。中国語の発音を矯正したい方、キレイな発音に憧れている方はりんず中国語ラボへ。

  1. 中国語の発音のはなし

【りんず知恵袋】居住(jūzhù)が言いにくいです!

中国語の発音と発音矯正

チャットグループで質問をいただきました。

今日音読をしている時に、すごく発音しにくい単語が出てきました。
居住 juzhu なのですが、juの後、口と舌を変えないとzhuが言えず、忙しいです。
何か発音しやすくなるやり方ありましたら、アドバイスお願いします。

あー、居住(jūzhù)は言いにくいですね。
母音は、日本語寄りのカタカナ発音をしてしまうと、どちらも「ゆ」になりがちな発音。
また、子音も、カタカナ発音ではどちらも「じゅ」になりがちな発音。
こんな単語は、母音の違いと、子音の違いの二つを、しっかりと口の形としてクセづけるしか対策がありません。

jū から zhùへの変化:
母音は……「い」の系統から「お」の系統へ切り替える
子音は……「面で触れる」系統から「線で触れる」系統へ切り替える

なので質問者さんが「口と舌を変えないとzhuが言えず」とおっしゃっているのは、まったくその通りです。

では発音しやすくなるやり方としては?

jū(「面で触れる」「い」の系統)と、
zhù(「線で触れる」「お」の系統)の、
まずはそれぞれの音節を単体でしっかりと発音できるようになることです。

音節単体の口の形の作り方がしっかりと区別できてさえいれば、音節が切り替わるタイミングで舌や唇の形をスッと切り替えるだけです。
慣れれば、唇の動きやアゴの開閉などを、大袈裟にせずほんの少し動かすだけでも、違いが表現できます。

もしも、切り替えにかかる時間が短縮できないということだったら、ひょっとして、各音節の発音が終わった後に、いちいちニュートラルな位置にギアを戻しているのかもしれません。
音節から音節へと口の形を変える際、理想的なのは、ひとつの音節を発音したら、その口の形から直接、次の音節の発音のための口の形へと移行することです。
もしも、音節が終わるたびに「なんの発音の構えでもないポジション」になっているなと思ったら、その時間を短縮してみてください。

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