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投稿日 2020年6月15日 00:10:06 (データ理論)
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<エプソムカップ 回顧>
本命は◎サトノアーサーでした。結果は6着。
道悪適性が最も高いと思っておりましたが、今回の馬場は普通の道悪ではなかったですね。
今回の馬場でも上がり3ハロンが35秒台で上位に来るような走りができれば馬券にはなると思っておりました。実際、土曜の馬場傾向ではそうでした。
今回の上がり3ハロンは35秒8であり、上がり順位は4位でした。本来なら前につけた馬に届くのですが、今回は前が止まりませんでしたね。
雨が降り続いていた東京ですが、14時29分に天気が雨から曇りに変わりました。ここがレースの分かれ目だったと思います。
東京10レースの芦ノ湖特別(15時10分)でサトノフウジンが勝利しました。【BETA】推奨馬だったので、応援していたのですが、4角から直線にかけてどの馬も大きく内を空けて走ったのに対し、この馬だけは普通に内を通って、伸びてきての勝利でした。
実はその前の芝のレースである東京8レースでも直線で内を通った馬が好走しております。
この状況から導き出される結論は不良馬場でも「イン有利」だったということです。
開催が進んでインが荒れ果てておりますが、直線の真ん中だって、外だって雨によって走りづらい馬場でした。
そうなると相対的に距離ロスを抑えられるインが有利になったのでしょう。
今回、馬券になった馬は道中でインを回り、かつ直線でも内目を走っていた馬ばかりです。この特殊なトラックバイアスを活かした馬が好走する形となりました。
さらにエプソムカップの頃には治水システムにより、東京はさらに内から乾いてきていたでしょう。前につけた馬が止まらないというのもわかりますね。
長くなりましたが、この馬に関しては前目につけられなかった時点でアウトでした。そういう馬場でしたね。この馬にとって非常に不運だったと思います。
では追って回顧を行っていきます。
1着のダイワキャグニー
ダイワのオーナーである大城敬三氏が亡くなってしまったらしいですね。
今回のこの馬の激走は熱いものがあります。馬体重の減り方を見ると・・・渾身の仕上げでしたね。
そして内田騎手は上手く今のトラックバイアスを活かす騎乗ができておりました。
ジャパンカップでは重馬場で6着に好走した実績のある馬です。
この時の5着はユーキャンスマイルです。それを加味すればここでの激走は納得ですね。
ただ非常に展開、馬場状況に恵まれた中での激走でした。
これがこの馬のキャリアハイになるような気がします。
大城氏の競馬界の功績は非常に大きいです。「ダイワ」は競馬界を盛り上げてくれる馬が多くおります。あっちで利一氏と一緒に今後の競馬界を見守ってて欲しいですね。
2着のソーグリッタリング
レース後の藤井勘騎手のコメントは以下の通りです。
「1枠1番で、今日の傾向から内にこだわってレースを運びました。毎回善戦している馬で、重賞2着に頑張ってくれてよかったです」
完全に馬場傾向を踏まえての走りだったことがわかります。
この馬は常に安定した走りをしてくれる馬です。晴れの日も雨の日も頑張っています。
右回りでも左回りでも頑張っています。いい馬ですね。
この馬の特に買うべき条件は「休み明け」と「叩き2走目」です。6-5-1-4と好成績を残しております。叩き3走目以上は1-1-2-5と成績を落とします。今回は2走目でした。
3着のトーラスジェミニ
控えたらダメ、行き切ったら強い馬ですね。
まさに穴馬としてふさわしいタイプの馬です。これはなかなか買えないですね。
ただキングズベスト産駒は極端に不良馬場での成績が良いですね。覚えておくと良いことがあるかもしれません。
木幡育也騎手は重賞で初めて馬券になりました。10回目の騎乗でしたが、一桁着順も初めてですね。
今回の馬場傾向を完全に味方につけた素晴らしい騎乗だったと思います。
4着のアンドラステ
レース後の岩田望騎手のコメントは以下の通りです。
「この馬場で1頭だけ外から追い込んで来たので良く頑張ってくれました。次につながるレースが出来たと思います」
その通りですね。それにしても走りますね。牝馬のオルフェーヴル産駒は。
オルフェーヴル産駒についてもまとめてみたいですね。そろそろ。データが揃ってきております。夏の宿題にしますね。ご期待ください!
5着のアトミックフォース
武藤騎手の積極果敢な競馬がプラスに働きました。前につけた馬に有利な流れになると強いですね。この馬は。
残念だったのは内を回る競馬が出来なかったことでしょうか。これは枠の関係もあるので仕方のないことです。
左回りでは侮れない馬です。では次、新潟記念でお会いできるのを楽しみにしております。
7着のピースワンパラディ
鞍上はテンから進んでいかなかったと話しておりますが、その前にスタートが悪かったですね。その分、後ろからの競馬となってしまいました。
そうなると馬場傾向的にもう無理です。最後は上がり3位の末脚を使って迫っているのですが、序盤の位置取りの悪さを取り戻すことはできませんでした。
今回は参考外でいいでしょう。もう少しやれる馬だと思います。
10着のレイエンダ
そもそも道悪がダメです。8枠も今回の馬場傾向を加味すると厳しいです。
参考外でいいでしょうね。
あと藤沢厩舎の馬は古馬になると重馬場~不良馬場で全く走りません。
芝重賞では2010年~先週までで0-1-1-19となっております。
英才教育を受けたお坊ちゃんが多いですからね。
泥んこ馬場などといった馬場で走れるほどタフではなく、下々の馬に勝てないのです。
13着のアイスストーム
16着のシャドウディーヴァ
17着のインビジブルレイズ
内枠ではない、そして後方からの競馬をする馬です。
この2頭には馬場傾向、展開的に厳しいレースでしたね。参考外でいいでしょう。
以上がエプソムカップの回顧でした。
凄い特殊な馬場傾向があったレースでしたね。回顧をしていてワクワクしました。
競馬は終わった後も楽しい。皆様にもそう感じてもらえると非常に嬉しいです。
今回、ダイワキャグニーの激走にはドラマを感じてしまいましたね。
実はドラマという意味で少しだけ気になっていたのが岩田望騎手が騎乗するアンドラステです。
鞍上の名前に「望」がある牝馬ですからね。今、話題のニュースにピッタリでした。
たくさんテレビに出ていた方が急にいなくなっても、数週間で慣れるのが人間です。
私のブログや動画を見るのが日課という方はありがたいことに少なからずおります。
そういった方々もきっと同じなんだろうなって思っています。
だからこそ、毎日、手を抜かずに頑張ろうという気持ちになります。G1がなくても変わらぬ熱量でお送りしております。今後ともよろしくお願いいたします。
【函館スプリントステークスの「穴の狙い目」はこの馬!】
函館スプリントステークスですが現時点で狙ってみたい穴馬がおります。
この馬が内枠に入ったら何かが起きると思っております。
鞍上がこのコースでこその騎手です。馬自身も内枠での成績が良いのも推せる材料です。枠に注目したいですね。
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