豊前国分寺(福岡県みやこ町)前編

 

町名の由来

「みやこ町」という

名前の由来が気になって

みやこ観光まちづくり協会」の

サイトを確認すると、

次のように書かれていました。

『日本書紀』の景行天皇紀に

このような記述があります。

「天皇遂幸筑紫、到豐前國長峽縣、

興行宮而居、故號其處曰京也」

意味は

「景行天皇が九州に来られた際、

仮の御殿を建てて滞在された。

天皇がしばらく住まわれた場所なので、

この地は『みやこ』と

呼ばれるようになった」というもので、

これが「京都郡」「みやこ町」の

名前の由来です。」

僕たちは以前、

みやこ町と行橋市にまたがる古代山城、

御所ヶ谷神籠石」に行った時、

景行天皇の行宮あんぐうが置かれたという

景行神社や、

筑紫親征の時、

景行天皇が大石の上に弓矢を立て、

祭祀を行ったという逸話が残る

うきは市の弓立ゆだち神社に

参拝した事があり、

景行天皇の足跡が多いとは

感じていましたが、

みやこ町こそが

その主役だったようですね(笑)

スイーツで権利獲得!

「レンタカーを借りて、

リストに載った施設の内

2箇所利用で、現金3千円貰える」

こんな福岡県独自の旅行推進策の

条件を満たすべく、

国分寺に行く前、

僕たちが目指したのが、

国分寺近くの「国府の郷」です。

マスコットキャラクター、

「みやっこ君」もお出迎え。

みやこ町のシンボルと言えば、

やはり

豊前国分寺の三重塔ですからね。

国府の郷は、

人気スポットなのでしょうか、

多くの人で賑わっています。

僕たちが選んだのは

「ティラミス&コーヒーゼリー」。

何とラベルにも

三重塔が印刷されていますね!

勿論、美味しくいただき、

これにて2箇所目コンプリート、

3千円のゲット確定です(笑)

豊前国分寺

国府の郷から国分寺まで車で数分、

誰もいない駐車場に到着です。

ここから山門まで徒歩3分。

山門に到着すると・・・

お寺の真ん前にもありました、

駐車場が(笑)

「史蹟 豊前国分寺」

案内を超訳すると

「奈良時代の741年、

聖武天皇の勅願により

全国に国分寺・国分尼寺が設置された。

豊前国分寺・国分尼寺も

その一つである。

国分寺の伽藍は

南門・中門・塔・

金堂・講堂・回廊・鐘楼などが

南を正面にして配置されていた。

創建当初は

国家の手厚い保護を受けていたが、

律令制の崩壊で、

奈良時代後半から次第に衰退、

何とか命脈を保つも

戦国時代、大友宗麟の兵火にあい

伽藍全てが焼失。

その後、江戸時代、元禄年間に

塔を除き、建物は復興。

明治二十八年(1895)、

多くの人の寄進で、三重塔が完成。」

このようになります。

「門の礎石」

案内を要約すると

以下になります。

「この石は国分寺入口の

山門の南側から出土した礎石です。

奈良時代の国分寺には南門と中門の

二つの門がありましたが、

当時の伽藍配置からして、

この礎石は中門に

使用されていたものと考えられます。」

山門。

ここから境内へ。

現在は高野山真言宗のお寺です。

参道

山門をくぐると、そこには、

素晴らしい光景が広がっています。

鐘楼に続く美しく整備された参道は、

清々しさ満点ですね!

参道左側に建つ

三重塔造立の大工棟梁、

緒方義高の墓。

このお墓を建立したのは、

三重塔造立を成し遂げた

宮本孝梁住職です。

このお二人がいたかこそ、

この日この時間、

僕たちは豊前国分寺に

参拝出来たのです・・・

お二人さんありがとう!!

また参道を少し行くと右側に、

「修行大師」と書かれた案内があり、

弘法大師の石像が見えてきます。

なんか可愛らしい!

建立から100年近い

年月が経っても

綺麗に保たれていて、

優しいお顔もそのまま。

癒やされまくりの僕たちです(笑)

横姿。

弘法大師像の左下の石像にも参拝。

修行大師の右隣には

「忠霊供養塔」が建っていて、

右側面には

「開山 行基菩薩一千二百九年」

左側面には、

「高祖大師入定一千八十年」

このように刻まれています。

行基菩薩と弘法大師、

超豪華メンバーな豊前国分寺です。

参拝。

そしてここで、凄いものを発見!

梵字の周囲が「三階菱」ですよ!

旧藩主の小笠原家、ここでも

ホントに愛されていますね。

「子育て地蔵尊」と

「福徳弁財天」に参拝。

ようやく参道に戻って

貞享元年(1684)建立の鐘楼門へ。

鐘楼門左側の石玉垣に刻まれた

本堂改築寄進者の

一番初めに、

「金百三拾圓 小笠原家」

このように刻まれているのを発見!

二人して小笠原さんの話題で

盛り上がっていました(笑)

門をくぐって手水鉢へ。

ホオズキの花手水、

心和みますなぁ~!

本堂は、寛文六年(1666)の建立です。

鬼瓦も三階菱。

弘法大師(空海)の略歴。

護摩堂。

護摩堂の仏像解説。

参拝後は、

この写真左上に

予告編の如くちらっと写り込んだ、

三重塔へと向かいます。

(後編に続く)

 

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