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【ラルチザン】コート ダムール(セリーヌ・エレナ)

ラルチザン パフューム
@L'Artisan Parfumeur
ラルチザン パフューム
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コート ダムール

原名:Cote d’Amour
種類:オード・トワレ
ブランド:ラルチザン
調香師:セリーヌ・エレナ
発表年:2009年(廃盤)
対象性別:ユニセックス
価格:100ml/16,800円

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最も再販が望まれるラルチザンの香り


「コート ダムール」は、フランス語で「愛の海岸」の意味を持つ、フランスのロワール=アトランティック県のゲランド半島の海岸の名です。ラルチザンの歴史上再販のラブコールが多い香りのひとつです。

間違いなくルラボの「ガイアック10」の対極に位置する、それでいて兄弟姉妹のような香りです。ムエットはこの二つの香りにとって天敵であり、人肌に乗せてこそ効力を発揮する香りという共通点もあります。

ラルチザンにおいて2007年に発売された「ロード ジャタマンシィ」に次ぐ第二弾となる100%天然香料のみで作られたアロマティック・アクアの香りは、2009年にセリーヌ・エレナにより調香されました。彼女がコート ダムールを散歩していてインスパイアされ生み出された香りです。

ゲランドで採れる天日塩フルール・ド・セル(塩の花)が香料としてトップノートに登場します。塩と柑橘系がローズマリーによってきりりとする潮風が語らうオープニングからはじまり、やがて香り全体が甘くて柔らかいウッディに包まれ、セピア色の写真のような懐かしさを呼び覚まし心に安らぎを与えてくれます。

フランス農務省が、1991年に設立したオーガニック認定機関エコセールは、世界で最も権威のある有機栽培食品の認定機関です。そのエコセールからオーガニックコスメ認定規定“コスメビオ”の最高ランクに認定されたフレグランスです。

セリーヌ・エレナという、偉大な父(ジャン=クロード・エレナ)を持つ女性調香師がいかに過小評価されているかを教えてくれる香りです。この香りは、間違いなく、香りが生み出すことが出来る可能性を一歩前に踏み込んで示した画期的な香りなのです。それは世界ではじめての「香らない香り」なのです。

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香水データ

香水名:コート ダムール
原名:Cote d’Amour
種類:オード・トワレ
ブランド:ラルチザン
調香師:セリーヌ・エレナ
発表年:2009年(廃盤)
対象性別:ユニセックス
価格:100ml/16,800円


トップノート:ローズマリー、ピンクグレープフルーツ、タンジェリン、フルール・ド・セル
ミドルノート:イトスギ、イモーテル、ローズ、ハリエニシダ
ラストノート:松、キングサリ、エリカ