北朝鮮のハッカー集団Lazarusが新種のウィルス攻撃を実施！

先日、北朝鮮のハッカー集団である「Lazarus（ラザルス）」が、新たにMac OS向けのマルウェア（有害ソフト）を用いたサイバー攻撃を、とある仮想通貨取引所に仕掛けていた事が判明した。

調査によれば、被害対象となった取引所（実名非公開）のシステムに、「AppleJesus（アップルジーザス）」と呼ばれる新種のマルウェアが侵入し、内部汚染されていた形跡が確認されたという。

このマルウェアは主に、取引所から仮想通貨を盗む事を目的としており、過去にもWindowsユーザーが使用するOSに実害を引き起こすなど、その被害は幾度となく散見されていた。

そんな中で今回の「Mac OS」を狙った事例は、専門家の分析によれば「最新」のものであり、今後更に被害対象の範囲が拡大するリスクを懸念している。

実際に今回の事件の事実検証を進める担当者によれば、

「今後は、Macユーザーだからマルウェア感染を心配しなくてよい等と悠長な事は言ってられなくなる。

現在ラザルスは、次の標的として「Linux（リナックス）」版のマルウェア開発も進めているとの噂だ。

全ユーザーが危機管理能力を高め、こうした事例に対処する必要がある。」

と注意喚起を促している。

原典：「North Korea’s Lazarus Target Cryptocurrency Exchanges with ‘AppleJeus’ MacOS Malware」

ここまでの内容と考察

北朝鮮発のハッカー集団である「ラザルス」が、新種のMac OS向けマルウェアを用いて取引所にサイバー攻撃を仕掛けたという、今回のニュース。

時代と共に技術革新が進むにつれて、皮肉な事に、こうした犯罪集団のレベルも向上してきてしまうもの。

本文中にも記載がある通り、今後はMacユーザーだから大丈夫といった考えではなく、全ユーザーが高い意識を持ってネット環境を駆使していく必要がありそうですね。

個人レベルでも危機管理能力を高めながら、実際にこうした事例が撲滅する事を祈りながら行動する事がベストなのかもしれません。

今後のラザルスの動向、最新の情報等に注目していきましょう！

 

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