ゼロベース思考で最短距離で課題解決するアイデアを出す

ロジカル・シンキング

ゼロベース思考とは、前例やしがらみにとらわれることなく、今までの延長線上で考えるのではなく、そもそもどうあるべきかということを白紙の状態から考えることから始める方法です。

前提を疑い、制約を取っ払う

今あるプロセスもきちんと考えられたものではなく、誰かの思いつきで定められている可能性があって、今までのプロセスにしがみついて現状をベースに改善を行っても、そもそも初めの段階で間違っている可能性も多分にあります。

制約を取っ払ったほうがもちろん自由度が増しますので、より多くの方法が考えられます。制約だけでなく先入観も取っ払うことで、さらに多くの方法が考えられます。

デルの発想

PCの性能は日進月歩で次々に高性能なものが出てきますし、インタフェースも新しいものに変わっていきます。PCメーカーの問題は、競合力のある商品を提供し続けるためには新商品のサイクルを早くしないといけないが、旧商品の在庫の処分が難しくなることでした。在庫を極力減らそうと考えるのではなく、そもそも在庫がない業態に変えようというのがマイケル・デルの発想で、デルは発注があってから製造を開始するプロセスを構築しました。ただ店頭販売にはうまく適合しませんが、ホームページからの直接販売が市場に受け入れられたのも手伝って、販売コスト削減にもつながっています。

まとめ

まずはゼロベースであるべき姿を描き、現状の姿とのギャップを分析します。ギャップがどうやったら埋められるのかを考えます。できるだけ最短距離で課題解決できる現実的な方策を考え、そこに導くためのステップを作り計画を立てます。

こういった思考方法は業務だけでなく、キャリアパスを考える場合にも有効です。

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