Apple、古いデバイス向けに複数のゼロデイ脆弱性を修正した「iOS 12.4.9」および「watchOS 6.2.9/5.3.9」をリリース。

Apple security updates セキュリティ
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 Appleが古いデバイス向けに複数のゼロデイ脆弱性を修正した「iOS 12.4.9」および「watchOS 6.2.9/5.3.9」をリリースしています。詳細は以下から。

iPhone 5s

 Appleは現地時間2020年11月05日、最新のmacOS 10.15 CatalinaやiOS 14/iPadOS 14をサポートしているデバイス向けにmacOS 10.15.7追加アップデートiOS/iPadOS 14.2、watchOS 7.1アップデートをリリースしましたが、それらをサポートしていない古いデバイス向けにもセキュリティアップデートがリリースされています。

Apple security updates

  • iOS 12.4.9 : iPhone 5s, iPhone 6 and 6 Plus, iPad Air, iPad mini 2 and 3, iPod touch (6th generation)
  • watchOS 5.3.9 : Apple Watch Series 1 and later
  • watchOS 6.2.9 : Apple Watch Series 1 and Apple Watch Series 2

Apple security updates より

 セキュリティアップデートがリリースされたのはiPhone 5sなどのiOS 12搭載デバイスと、Apple Watch Series 1などのwatchOS 6/watchOS 7搭載デバイスで、このセキュリティアップデートにはGoogle Project Zeroによって報告された3件の脆弱性CVE-2020-27930、CVE-2020-27950、CVE-2020-27932のパッチが含まれており、

macOS 10.15 Catalinaの追加アップデートやiOS 14.2、watchOS 7.1でも同じゼロデイ脆弱性が修正されています。

Google Project ZeroチームのBen HawkesさんとShane Huntleyさんによると、この脆弱性は最近実際に利用されたゼロデイ脆弱性となっているそうなので、現在もiOS 14/watchOS 7へアップデートできない古いiPhoneやApple Watchを利用されている方は、時間を見つけてアップデートすることをお勧めします。

iOS 12.4.9アップデート

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