お寺の掃除会に参加して思うメディアのちから。流されないで!自分を持って!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存
  • 0

いやいや蒸し暑いですね~。ちょっと動いただけで汗が出てきます。こんにちわ。石屋のけんすけこと清水健介です。

今日は府中方面で打ち合わせの後、文京区で打ち合わせがあったので東京を西から東へ横断していました。

さて、昨日はお寺さんで月イチ開催される掃除会に参加してきました。お寺の境内はもちろんのこと外の一般道や本堂内も綺麗にしていきます。人数がそろわないとなかなかに厳しい作業量です。

IMG_2805

お寺さんでの掃除会

参加されている方は70、80代の方が中心で60代だと若手と言われます(笑)30代の僕はまだまだひよっ子ですね~。

そんな中いつも思うのは休憩中でも話をしている人は一定のある人達から発信されているということです。

井戸端会議の怖さ。

世間では小池さんが都知事になったことが報道されたと思いきや、あっという間に内閣改造の話などでですが、あれだけメディアも含め文句を言ってきた舛添さんの話は皆無に等しいです。

昨日集まった皆さんも同様にメチャクチャに文句を言っていた舛添さんの話ではなく、鳥越さんのスキャンダル?の話、それもテレビでやっているような内容とほぼ変わらないことをずっと話しており、それが終わると次の話題へ次へと変わり その話口調はどこかのコメンテーターが言っている内容のようで何かのニュース番組を見ているかのようでした。でも都知事選は3人しか出ていなかったわけではありませんよ!

60代を過ぎ70、80代の方だと携帯電話をらくらくフォンを持つのがギリギリでスマホ率はまだまだ限りなく少ないのが現状です。この現状を見るからにメディアの破壊力は抜群でその世代にとっては情報の入手経路はテレビがやはり強いのだなと思いました。

当然ながら場所と集まる人が違えば内容も違うのでしょうが、ある程度の年齢層の中での井戸端会議では危険性があるということを思っています。一人の方がテレビで放送された内容について話しだすと一斉にみんなが同意し始めるのです。

うん。そうだ。 そうだ。
あれは絶対○○やっているな。

という感じに。それは一種異様な光景に見えました。

水戸黄門と鬼平犯科帳の違い

数年前、母の実家である佐賀からおばあちゃんが東京へ来て一緒に住んでいたことがありました。毎日のように当時観ていた番組は水戸黄門でした。

一方父親はというと鬼平犯科帳派。

正直どっちでもいい…と思っていた僕でしたが、さすがに毎日のように映っているので知らず知らずのうちに水戸黄門を見てしまっていました。

感想としては

同じことの繰り返しです。とにかく悪いことをした人がいて最後に印籠出して闘って終わりの繰り返し。

一方、鬼平犯科帳には緻密なストーリーがあり問題を解決する手段も様々。見ているとハマってしまった自分がいました。おばあちゃんんに聞いてみたところ、鬼平犯科帳は難しいと感じたようです。両者の違いは

考えるのは面倒くさい。

ということに尽きるのではないかと思ったのです。水戸黄門は何も考えなくても最後は印籠を出してハッピーエンドなんです。

メディアの伝えていること=真実

ある一定の年齢層からはこのような絶対的な方程式が存在しているような気が僕はします。時代は変わってはおりますがお墓の使用者で現役世代の方は今でも70、80代です。

今メディアでしきりに伝えられていることは個々の事情はあまり伝えられずに墓終い、エンディングノート、家族葬、そして価格を安く抑えられたという話です。

そして井戸端会議においてそのメディアを観た声の大きい方が浪々と語るのです。そして皆が一斉に同意し始める。

僕は完全に否定する立場ではなく、別の角度からこのような考え方があるのでは?と話の中に割って入ったことがあるのですが、一斉にみなさんのリアクションは

だって、ねぇー

でした。

メディア 特にテレビでの報道の力は偉大です。これは否定しません。ですが、

お墓の話は千差万別で誰ひとりとして同じ事情の人はいません。
色々な視点を持って考えてみることが必要

自分で判断するということは実は何よりシンドイものです。人の意見に流されていたほうが楽というのはわかります。

ですのでよくご家族で話し合われた方がいい。それは息子さんとちゃんと話しましたか?お孫さんのことを思って考えましたか?

そしてなによりメディアの事例がすべてではなく、ぜひご自身の問題として考えていただきたいと思います。お墓という自分の大切な先祖が眠るところを考えるときには何にも影響されずにご自身で判断してほしいと思っています。

それではまた。

この記事を書いた人

清水 健介
清水 健介この記事を書いた人
創業明治10年東京都上板橋の石材店清水屋5代目社長の清水健介です。令和元年に5代目就任。学生時代からやってきた納骨回数は2000回を超える。お墓、石のことなら何なりとご相談をいただければと思います!お墓を作ったはいいけど、コケだらけなんか嫌!“また会いに行きたくなるお墓つくり”を提案しています。髪がくるくるしているけどパーマじゃない。これは無料パーマだといいつづけている。全国石製品協同組合 理事、東京都石材業政治連盟 幹事長。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存