標高4000mの僧院で、ラマ僧たちの踊りを見た 【マニリンドゥ】

ヒマラヤ,ネパール

11月6日 僧侶たちの舞踊

タンボチェゴンパはエヴェレストのあるクーンブ山域で一番大きいお寺。
写真の右下の丘にあるのがそれ。

近くによるとこんな感じ。

チベット仏教ニンマ派の大きなお寺だ。密教つながりで成田山新勝寺と交流があり、日本語を話す僧もいる。こんな山奥へ来て「成田山」という言葉を聞くのは感慨深い。世界は狭いのだなあ。

タンボチェゴンパでは、毎年チベット暦(ニンマ派暦)9月の満月の日にマニリンドゥ祭が行われる。2014年は11月6日が初日で、境内で僧侶たちの舞踊が行われた。

チベット独特の長い笛の音に合わせて、僧侶達が様々に舞う。

よく見ると印を結びながら踊っている。手にドルジェ(密教の法具、金剛杵)を持って踊る僧もいる。

タンボチェゴンパ本堂前の広場。

秋の斜光がなかなかいい感じ。

そうこうするうちに日が暮れる。

エヴェレストに最後まで夕陽が当たっている。
やはり、あの山が世界最高峰なのだなあ。

11月8日 仮面舞踊が始まる

クライマックスの仮面舞踊は、11月8日の満月の日に行われた。メーンイベントの仮面ダンスは朝8時から始まるというのでその30分前からスタンバイしていたけど、8時を過ぎても何も始まらない。

式典開始の合図の笛が吹かれたのは9時近かった。

あとで聞いたら開始時刻は “around 8 o’clock" だから、9時前なら予定通りなのだそうだ。寺院の中庭に次々に現れる仮面たち。

ダイナミックに踊る

かわいい骸骨たち

近隣の村々から観客が集まってくる。

観客は、中庭の日向側に多くいて、日陰側には少なかった。11月の標高4000mは日中でもけっこう寒い。みなダウンジャケットを着ている。

けれども陽射しはかなり強くて、逆光で撮影したらバッチリ日焼けしそうだ。

仮面舞踊は、途中小休止をはさみながら、午後もずっと続いた。後半は仮面の即興漫才が1時間半ぐらいあって、土地の人シェルパたちは大笑いしていたけど、シェルパ語がわからないぼくにはそれほど面白くない。

仮面舞踊のクライマックスは、密教の八尊の踊り。八尊とは八方(東西南北の四方と東北・東南・西北・西南)を護る神々だ。けれども八尊のなかにマハーカーラがいるというから、少しぼくの理解と違うかもしれない。

マハーカーラ(大いなる黒い神)この写真だけはパナソニックGH3+ライカ 25mm/1.4で撮影した。
これ以外はすべてNikon D7100で撮影している。

霧がでたり、晴れたりしながら、夕方になってきた。

霧に包まれるタンポチェ寺院。

日没前に仮面ダンスは終わり、かわって外で地元のシェルパたちの歌垣が始まるんだけど、寒いしそっちは見に行かないで、ぼくはゲストハウスに戻った。

マニリンドゥは、古くはエヴェレスト北側にあるロンボク ゴンパで行われていた祭りで、タンポチェ ゴンパでも祝われるようになったのは1930年代のことだそうだ。その後チベットが中国に侵略されて以降はロンボクゴンパで祝われることはなくなってしまったという。

今年のマニリンドゥはNHKも撮影に来ていたので、チベット仏教の仮面舞踊に興味がある方はご覧下さい。オンエアは12月28日午後10時からだそうです。境内で撮影された映像にはぼくが映っていることでしょう。赤いフリースを着ているフォトグラファーがいたらぼくです。

NHKの特集内容は「不思議なこと」の一時間番組で、うち20分が予知能力にあてられ、残り40分がヒマラヤのイェティ(雪男)取材だそうです。

NHKの方々も、ぼくも、マニリンドゥの取材が終わり、今日でタンポチェを後にするのだった。

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