発酵玉ねぎの作り方と発酵玉ねぎを使ったレシピを写真で解説

発酵玉ねぎの作り方と発酵玉ねぎを使ったレシピを写真とともに解説します。材料は玉ねぎ。用意するものは保存瓶とおろし金。作り方は簡単。玉ねぎの両端を切り落として→皮をむいたら→おろし金ですりおろし→保存瓶に入れて→冷蔵庫で二週間ほど寝かせ→ほんのりピンクに色づいてきたらできあがり――

 

材料と用意するもの

発酵玉ねぎの材料 発酵玉ねぎの材料は、玉ねぎ…2玉~3玉。そのほかに保存瓶とおろし金を用意してください。玉ねぎの個数は大きさと保存瓶の容量によって加減してください。今回は、500ミリリットルの保存瓶を2個、玉ねぎはLサイズを3個使いました。

発酵玉ねぎの作り方

玉ねぎ 発酵玉ねぎは、玉ねぎだけではなく、塩と水を加える作り方もあります。また、おろし金ではなく、ハンドミキサー(バーミックス)を使っても作れます。玉ねぎをすりおろすのではなく、みじん切りにして作るやり方もあります。今回は、塩と水は使わずに玉ねぎだけを使って、おろし金ですりおろす発酵玉ねぎの作り方をご案内します。

保存瓶を熱湯消毒する

保存瓶を熱湯消毒 保存瓶を熱湯消毒します。熱湯消毒することで雑菌の付着やカビの発生を防ぐことができます。保存瓶の熱湯消毒は必ず行なってください。瓶だけではなく蓋(ふた)の熱湯消毒も忘れずに。

両端を切り落とす

両端を切り落とす。 玉ねぎの両端を切り落とします。

皮をむく

皮をむく 両端を切り落としたら皮をむきます。

玉ねぎをすりおろす

すりおろす おろし金で玉ねぎをすりおろします。

すりおろした玉ねぎ おろし金ではなく、ハンドミキサーやバーミックスを使って、すりおろしてもかまいません。

保存瓶に移す

保存瓶に移す すりおろした玉ねぎを保存瓶に移します。

保存瓶 すりおろした玉ねぎは瓶の八分目を目安に入れてください。瓶いっぱいに入れてしまうと、発酵ガスの勢いで蓋が飛んでしまう危険があります。また、玉ねぎの量が少なすぎると、うまく発酵しません。

冷蔵庫で寝かせる

冷蔵庫で寝かせる 保存瓶の蓋をしたら冷蔵庫に入れて寝かせます。目安は二週間。玉ねぎが、ほのかにピンクに色づいたら完成です。

2週間寝かせて完成

4日目 4日目。色の変化はみられません。

7日目 7日目。ほんのりと色の変化が見られます。

10日目 10日目。だいぶピンク色になってきました。

14日目 14日目。はっきりとピンクに色づきました。発酵玉ねぎの完成です。

保存期間

保存期間の目安は発酵後半年。冷蔵庫で保存します。夏場でなければ、しっかり発酵していれば常温で保存してもだいじょうぶです。寝かせる期間が長くなればなるほど色も味も濃厚になっていきます。また、保存瓶から発酵玉ねぎを取り出すときは、清潔なスプーンを使ってください。ほかの食材をすくったスプーンをそのまま使うと、カビが発生する原因になりますので。

発酵玉ねぎの使い方

発酵玉ねぎの使い方 発酵玉ねぎはそのまま食べてもおいしいですが、料理にちょっと加えると、旨みが増すので、万能調味料としても使えます。発酵玉ねぎの使い方はさまざま。コンソメやだしの代わりにもなりますし、サラダのドレッシングにも使えます。そのほかスープに加えたり、ラーメンの具材としてトッピングしてもおいしくいただけます。

発酵玉ねぎを使ったレシピ

発酵玉ねぎ納豆 発酵玉ねぎ納豆。納豆に発酵玉ねぎを混ぜると納豆の旨みが増します。潮解環境を整えたり、血液をサラサラにする健康効果も期待できるので、発酵玉ねぎ納豆は常食したいメニューのひとつです。

発酵玉ねぎカレー 発酵玉ねぎカレー。できあがったカレーに発酵玉ねぎをお好みで加えるだけ。味に深みが出ます。長期保存して色が濃厚になった発酵玉ねぎを使うと、よりコクと旨みが増します。じゅうぶん発酵していない発酵玉ねぎを使うとカレーが水っぽくなってしまいます。発酵玉ねぎをカレーに加えるときは、味を確かめながら少しずつ足してください。
 

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