HOME |野生のシカの列車との衝突防止の新システム商品化。シカが線路内に入る生態系を解明、環境ビジネスに展開させる。日鉄住金建材が開発(RIEF) |
shika2キャプチャ

各地で野生シカの増加に伴い、シカと列車との衝突事故鉄道なども続発しているが、シカが線路に侵入する生態研究を踏まえた衝突防止商品が開発された。日鉄住金建材(東京)が開発した「ユクリッド」というシステム。これも環境ビジネスの一つだ。

 

 同社は増加するシカが線路に侵入する原因を生態研究から「シカは鉄分を摂取するため、線路に侵入している」ことを突き止め、商品開発につなげたという。

 

 シカの生態を研究した商品開発センターの梶村典彦開発企画グループ長は当初、「エサもないのに、なぜシカが線路に入ってくるのか不思議だった」と振り返る。そこで、大学や研究所等の専門家の意見を聞いたが、十分な回答を得られなかった。

 そうした試行錯誤の中、シカが線路のレールに沿って同じ場所を行……

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