京都国際マンガミュージアムで「メビウス展」開催、りんたろう・大友克洋・村田蓮爾とのトークイベントも

cu39 (2009/04/13)


© Moebius Production

メビウス (Moebius)来日の件に関して、京都での動きも伝わってきました。5月6日から京都マンガミュージアムで「メビウス展」が開催され、そのオープニングイベントとして、メビウスと村田蓮爾との公開対談が6日に、メビウス・りんたろう・大友克洋の公開鼎談が7日に行われるそうです。

6日は京都国際マンガミュージアムでの開催、定員250名(先着、現地で整理券配布あり)でマンガミュージアム入館料が必要です。

7日は京都精華大学での開催で定員700名(先着、申込み不要)、聴講料はかかりません。

6日のメビウス・村田蓮爾対談ではBD研究会主宰の原正人が司会を務めます1 。詳しくは以下。

I. トーク・パフォーマンス
「メビウス×村田蓮爾 線が語る――イラストレーションからマンガへ」

5月6日(水・祝)京都国際マンガミュージアム
メビウス氏と人気イラストレーター村田蓮爾氏との作品制作をめぐるトークイベント

出演者 メビウス氏(マンガ家)
村田蓮爾氏(イラストレーター)
司会 原正人氏(BD[ベーデー]研究会主宰者)
会場 京都国際マンガミュージアム 1階 多目的映像ホール
日時 2009年5月6日(水・祝)14:00~16:00
聴講料 無料
※ただし、ミュージアム入場料(一般500円、中・高生300円、小学生100円)は別途必要
定員 250名(申込不要、先着順)
※当日午前10時より会場前にて整理券を配布(お一人様1枚限り)

II. 講演会
「メビウスが語る、メビウスを語る」
PAR MOEBIUS :: SUR MOEBIUS

5月7日(木)京都精華大学
京都精華大学メビウス氏の講演と、アニメーション監督りんたろう氏と大友克洋氏がメビウスとの出会い、作品の魅力を語り合う2部構成

出演者 メビウス氏(マンガ家)
りんたろう氏(アニメーション監督・京都精華大学マンガ学部客員教授)
大友克洋氏(マンガ家、映画監督)
司会 竹熊健太郎(編集家・京都精華大学マンガ学部教授)
津堅信之(アニメーション史研究家・京都精華大学マンガ学部准教授)
会場 京都精華大学 明窓館201教室
日時 2009年5月7日(木) 14:00~17:00
入場料 無料
定員 700名(申込不要、先着順)

III. 企画展
「彼自身によるメビウス――フランス・マンガ界の巨匠ジャン・ジロー=メビウス」
EXPOSITION / MOEBIUS AU PAYS DU MANGA

5月4日~6月7日
京都国際マンガミュージアム

会場 京都国際マンガミュージアム 2階 ギャラリー4
開催時期 2009年5月4日(月)~6月7日(日)
午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
休館日:毎週水曜日。ただし5月6日(水)は開館、7日(木)は休館。
入場料 無料
※ただし、ミュージアム入場料(一般500円、中・高生300円、小学生100円)は別途必要
展示内容 メビウス氏自選による、精巧な複製原画64点他
主催 京都精華大学・京都国際マンガミュージアム
協賛 スターダム=メビウス・プロダクション
フランス大使館
関西日仏学館

さて、盛りだくさんでどこから触れていいかわからないほどですね。個人的にはメビウスと村田蓮爾という名前は結びつきにくかったんですが、たしかに日本のいわゆる「マンガ」的な絵とは一線を画す独特の作風ですし、影響があるとしても不思議はありません。精緻なイラストレーションを得意とする作家同士が交わす対話も楽しみです。

京都精華大はりんたろうと大友克洋が並んでいるだけでもすごい。そこにメビウスが加わるわけだから、全オーラが強大になりすぎて時空が歪むかもしれません。BD/マンガもさることながら、3人の共通点というと映像・アニメ(ーション)が気になります。メビウスは『アルザック・ラプソディ』(Arzak Rhapsody)やルネ・ラルー(René Laloux)と組んだ『時の支配者』(Les Maîgres du Temps)など映像作品も手がけています。「絵を動かす」という、単純ながら奥深いテーマも話題に上るんじゃないでしょうか。

今年の GW は京都で……と言いたいところですが、どちらも定員がやや少なめなのが気になりますね。精華大のほうは比較的多いですが、「マンガ学部」を設置している大学で開催されるわけで、学生との席取りゲームが厳しそうな気もします。

追記(4/16):京都精華大学にリリースが上がってました(15日付)。学長室は一足早くブログで告知してたようですが。

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  1. この関係で、実は明治大学イベントの記事の時点で「京都でもイベントがある」ということだけは知らされていました。 []

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