『レコ大』MISIAにイチャモン!?「納得いかん」「大賞よりも…」

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もはや何の権威もなくなった『日本レコード大賞』の授賞式が、12月30日にTBS系で生放送された。しかし、その時間配分に不自然な点が見られたとして、視聴者から疑問や非難が相次いでしまった。

今回の『第63回 輝く!日本レコード大賞』で大賞に輝いたのは、エイベックス所属の5人組ダンスボーカルグループ『Da-iCE』の『CITRUS』。日本テレビ系ドラマ『極主夫道』の主題歌として2020年11月にリリースされた楽曲だが、ロングランヒットを記録したとのことで21年度での受賞となった。

しかし、番組内での扱いはかなりバタついたものとなる。大賞発表の直前に発表された最優秀歌唱賞を受賞したのは、女性ソロ歌手のMISIA。受賞後に歌のパフォーマンスに入るのだが、なんと『アイノカタチ』『Everything』『Higher Love』の計3曲を披露する。

さらに、喜びの受賞コメントも長引いたため、中継はMISIAの出番だけでかなりの時間を割くことに。この割りを食ったのが大賞の「Da-iCE」で、感動のコメントもそこそこに急ぎ足で歌うハメになってしまった。

無名グループの大賞よりも国民的歌姫を優先か…

このドタバタ進行は、ネット上で

《MISIAが5分ぐらい喋る時間あったのに大賞受賞のDa-iCEがバタバタ歌いださなきゃいけない状況だったのってどうなん…? 納得いかんのやけど…》
《生放送だからって時間配分間違えましたね。大賞者のインタビューの途中で、受賞曲を歌うなんて》
《MISIAで時間取りすぎて大賞の人のコメント途中で曲始まっちゃったじゃん》
《感想くらい言わせてやれよ! MISIAが長いのよ! 企画が下手ね!》
《MISIA長すぎん? MISIAはいいんだけど、 いつも大賞が時間ギリギリかつ 尺が短すぎなのは何なの》
《一応レコ大の発表でも見るかとテレビ点けたらMISIAオンステージになってる。大賞よりもはるかに時間取ってる》

など話題に。特に「Da-iCE」のファンはMISIAとTBSに激しく怒りを露わにしている。しかし、一体なぜこんないびつな時間配分になったのだろうか…。

「大賞とは名ばかりで、『Da-iCE』に知名度が全然ないからですよ。彼らを支持しているのは少数のファンだけで、一般層で曲を聞いたりメンバーを知っているものなど皆無。その点、MISIAは翌日の『第72回NHK紅白歌合戦』で大トリを務めるほどの国民的歌手ですから、視聴率や反響を考えれば、こちらを目立たせようとするのは無理もありません」(レコード会社関係者)

数少ないファンよりも大多数の国民を優先…。ファンは怒るかもしれないが、賢明な判断だったのかもしれない。

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