9月の現場会議~その1・研修が継続的でもっと使うためには?~
公開日:
会議・ミーティング, 学習・研修&セミナー, 行動探求・メンタルモデル, 成長・発達, 学習する組織
目次
昨日は、たこ梅の若手スタッフさん中心に運営されている現場会議の日です
この現場会議では、事前に、スタッフさんが、フェイスブックのグループに店ごとに議題を提案し、それを自分たちでどれをどんな順番で扱うかを決めて会議やってます
今日は、どんなことが話し合われているのか、2回に分けて、生の様子をご紹介しますね!!
9月の現場会議がはじまりました!
会議では、チェックインからスタートします
最近の各店の出来事や今の状態なんか、好きなことをまず順番に話していきます
そうすることで、もちろん、よく知った中ですが、なんか「場」があったまるんですよね
そうしてから、いよいよ、自分たちが選んで決めた議題について検討していきます
たこ梅では、平成23年に会議ファシリテーションを導入して、進行役さんと書記役さんを決めて、イーゼルパッドに書記役さんが会議メモを書いていく方式をとっています
ただ、議題の取り扱われる深さもかわってきましたし、それどろこか、絶対にこんなの議題になるはずがなかったものも議題に上がるようになってきています
研修での学びが継続的に実践され定着するためには?
今年の7月、NNA社の佐藤先生と中野先生より、ランチェスター戦略をベースにした「繁盛店の法則」研修をみんなで受講しました
このとき、お客さまのお困りごとをみつけて、その「不」を解消していくことで、お客さまに「好かれ→気に入られ→喜ばれる→忘れられない」ためにどうするかということを学びました
そして、今後も、お客さまのお困りごとをみつけては、なんとかしていこう!って言う気持ちで研修を終わったんです
でも、実際、その後、お客さまのお困りごとを定期的に収集しているか?というと、ほとんどの店で実施されていません
研修での学びが継続的に定着するために必要なことは?
「いいことだ!よし、やろう!!」と思っても、日々の仕事の中で埋もれて言ってしまって継続しない、、、
実際、これが、世間でもよく言われる研修でいいことを聞いても、学んでも、現場で生かされないという実例だと思います
ただ、それで放っておくのでは無く、「7月の研修を現場で継続的に活かすには?」ということで、現場会議で検討しました
そこで検討というより「対話」するなかで出てきたのは、「研修で学んで、継続できているものもあるじゃないか!」ってことです
つまり、同じように研修を受けても、継続できているものと継続できていないものの違いは何か?というところにフォーカスしていきました
継続できているものの代表例は、まさに、会議ファシリテーションをつかった店長会議や現場会議です
また、最近で言うと、行動探求(Action Inquiry)も、全正社員さんが、毎月1回は、必ず、シートを作成して行動探求に取り組んでいます
なぜ、会議ファシリテーションや行動探求は、継続できているのか?
これ、話しててわかりましたが、メッチャ、単純な理由がありました、、、
まるで、コロンブスの卵ですね(笑)
何かと言うと、それは、、、
会議は、毎月、決まってあるから!
行動探求は、いつやるかシフト表に書かれているから!
それだけ、、、
会議は、うちのスタッフさんの「前提」として、「毎月やるもの!」っていうのがあるので、会議ファシリテーションを使おうが使うまいが、きっと、毎月やります
そこに、会議ファシリテーションを「載っける」だけなので、6年以上続いています
行動探求は、もともと、毎月、コーチングの時間が合って、その時間にやっていますが、これも、シフト表に誰がいつやるかが書かれています
やっぱりスタッフさんの前提として「シフト表は絶対!」っていうのがあるのと、コーチングも、もう4,5年やってて、毎月1回やるのが「当たり前」になってるので、そこに行動探求を「載っけた」だけなので、続いているのです
研修での学びを継続的に定着させるためにどうするか?
ここまでわかっちゃえば、研修の学びを継続的に定着させるためにどうするか?っていうのは、カンタンです!
定期的にやるのが当たり前の仕組みを考えればいい!
例えば、たこ梅だったら、「お客さまの困りごと発見シート」をつくる日をシフト表に書くっていうのもありますよね
実際どのように決めたかというと、シフト表、毎月のコーチング以外にも、今では、スタッフさんが定期的にやってくれているものがあります
それが、毎月10日、20日、月末の「買上ミーティング」です
10日区切りで、月初からの買上(←たこ梅では売上を買上と呼んでます)を前年と比較しながら気づいたことをフェイスブックグループにアップします
それで、「お客さまの困りごと発見シート」を月1回、買上ミーティングの20日の分のときに、アップしよう!ということになりました
パートのスタッフさんにも参加してもらうためには?
ただ、ここで課題になったのが、パートのスタッフさんをいかに巻き込むか、、、
参加してもらえるようにするか、、、
実際、ホールにおいて、お客さまと一番接しているのは、ホール担当のパートさんですから!
そのとき、別の件で、ホワイティうめだの東店がうまくパートさんに参加してもらってる事例があって、それを応用することにしました
単純なんですよ!
記録シートを気づいたら、いつでもかけるように、みんなが見えるところに置いておく!
もちろん、スグかけるようにペンも添えて、、、
いちいち、直して取り出す、、、とかってやると続かないもので、、、
まぁ、こんな感じで、おのおのメンバーさんや各店の知恵を出し合いながら会議やってます
さて、今日は、これくらいで、明日は、「行動探求(Action Inquiry)」をもっと現場で使うためにはどうすればいいか、、、を検討した話について書きますね!(^o^)v
続きは、こちらのブログ記事です!
→ 9月の現場会議~その2・行動探求をもっと現場で使うためには?~
最新記事 by たこ梅 五代目店主 てっちゃん (全て見る)
- 春の味わい「ふき」「竹の子」の関東煮(おでん)始まりました - 2024年4月10日
- 奄美大島で一番小さな黒糖焼酎蔵「富田酒造場」さんに行ってきました - 2024年4月4日
- 酒蔵見学2024、FUN倶楽部員さんと楽しく開催できました!! - 2024年3月14日
関連記事
-
ワクワク系マーケティング実践講座2019に参加は本店の和田店長
毎年、ワクワク系マーケティング実践講座という5回の連続講座にスタッフさんが通ってくれています 北店
-
休業1ヶ月後の再開に向けて「コロナ会議」を開催です
新型コロナウイルス感染拡大がとまりませんね 安倍総理の非常事態宣言を受けて、たこ梅では、お客さま、
-
12月の野菜部 in 山添村~古民家の和室でいろいろ話し合います~
12月も、奈良の山添村にある自然農法の畑にスタッフさんと行ってました キャベツの収穫中[/c
-
再開後、初の店長会議~損益、売上推移、シナリオ・プランニング、BMCなど全部共有して一緒に考えます~
4月7日から、新型コロナで約1か月半休業 5月19日から営業を再開しました そして、営業再開
-
仕事でよく使うフォーマットをiPadのOneNoteの背景に取り込んでみた
日本一古いおでん屋「たこ梅」の 雑用係 兼 五打目店主 てっちゃんです 「顧客の旅デザインマ
-
「リーダーシップに出会う瞬間」(有冬典子 著)と「U理論の基本と実践がよ~くわかる本」(中土井僚 著)を合わせて読みます
以前、アルボムッレ・スマナサーラ長老の「無常の見方」「無我の見方」「苦の見方」という3冊の本を購入し
-
自然農法「恵み循環農法」の提唱者 吉原優子さんがたこ梅に来てくれました!
奈良の山添村に研修施設の古民家があります そこには、ちょっとした畑くらい出来そうな土地があって、「
-
アーノルド&エイミー・ミンデルさんの本、18冊目「プロセス指向のドリームワーク」を読み終えました
アーノルド・ミンデルさんという方が、プロセス指向心理学、プロセスワークというものを創始されました
-
9月店長会議~会議の中でのファシグラ、行動探求(Action Inquiry)も!~
先日、9月の店長会議でした この日も、いつもの店長会議と同じように、店ごとの前月の報告からスタート
-
「マンガでやさしくわかる学習する組織」(小田理一郎 著)は、学習する組織を歩む会社の社員さんの教科書ですね!
もう、8年目になりますが、リーマンショックから売上が下がり続けたことがきっかけで学習する組織を目指し