ちょっち前に、こんなニュースがあった。
・ヘリウムガス吸引死…「酸欠による窒息」と断定
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071027-00000041-san-l08
勝田工業高校で、男子生徒が文化祭の準備中にヘリウムガスを吸い込み死亡した問題で、
ひたちなか西署は、司法解剖した結果、死因は「酸欠による窒息死」と断定した。
同校は予定されていた文化祭を中止、全校集会や保護者説明会などを開いた。
テレビとかで大きく取り上げられなかったと思ったから、知らん人も多いかもしれない。
…
ちょっと思ったんだ。
ポリ袋にヘリウムガスを入れてもらい、それを被り窒息死してたんだよね?
「苦しいな」って時点で、袋を取ればいいんじゃないか… っと。
無理矢理被せられ、押さえつけられ、、 っていうイジメとかじゃなければ、
高校生にもなって”窒息するまで被り続ける”ってことに理解ができなかった。
そしたら、TERRAZINEさんでこんなの見つけた。
・「何故」ヘリウム入りビニール袋で窒息死したのか?
http://d.hatena.ne.jp/TERRAZI/20071029/p1
酸素10%の空気は、「10%酸素がある」のではなく「酸素を6%奪われる」こと
通常の大気の”酸素濃度が20%”なのは、なんとなく記憶に残っていたけど、
・酸素が10%しかな含まれない空気では苦しい
→だったらたくさん呼吸することで、カバーできる
もんだと思っていた。
知らなかった。知らなかったし、想像すらできなかった。
正確ではないが、わかりやすく例えるなら、
「喉が渇いたからと海水を飲むと、余計に喉が渇く」
と似たようなものだと言えば想像できるだろうか?
どうもTERRAZINEさんの受け売りになっちゃうんだけど、
こういうのこそ、学校でしっかりと教えるべきじゃない?
機械的な作業と結果論として「過酸化水素と二酸化マンガンで酸素ができる」ってことを
教科書的に教え込むことなんかより、こういう”なぜ酸欠になるのか”とか、
逆に酸素濃度が高けりゃいいってもんじゃない* ことを教えるべきだと思う。
*あまり酸素濃度が高いと、それもそれで死にいたると思った
やっぱりさ、”危険因子”はなぜ何ゆえに危険なのか、理論だてた教育が必要だと思う。
文中にあるよう、防空壕で焚き火して一酸化炭素中毒… って事故が起こった原因には、
-閉ざされた空間で火を燃やすこと
-不完全燃焼になるとどうなるのか
-一酸化炭素中毒とはどうなるのか
っていう教育が不足していたからだと思うんだ。
確かに、全ての防空壕を埋めるというのも”対症療法”としては効果的かもだけど、
「閉ざされた空間で火を燃やす」こと自体への抑止にはならない。
なんかさ、全部一緒だよね。
-ネットでエロサイトやフィッシングサイトを、フィルタしたところで限度がある
-未成年の飲酒や喫煙を禁止しても、保護者の目の届かないところで行われる
-いじめだかで、集団で加減なしにボコボコにしたら死んでしまう
こういうの、”なぜ何ゆえに”ダメなのかを説き、”どうなるのか”を説くことが1番の抑止。
自分の子供だけでも、そういうことを考えながら育てていきたいけど、
けどそれだって、おいらやかみさんだけじゃ限界あるしね。。 難しいよ。
コメント
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「危険な場所は社会の中にいくらでもあり、そこから子どもを遠ざけるだけでは問題解決にならない。
冒険も含めた生活体験を通じ、子どもの危険回避能力を育てる工夫が大切だ」
だよね。
だけど、
「「酸欠実験」をやらせるのはどうだろうか。」は、やり過ぎだ、言わんとすることは分かるが。
#命の大切さに反してしまう恐れ
酸欠で火が消えることは教えても、それが生活にどう繋がるかを教えていない。
だが、それは説明するとか授業のコマ数の問題じゃない。
何がイメージできるか世の中の出来事と結びつけることであり、それを「生徒に考えさせる、話させる」ことだ。
それが大事と私は訴えている。
「『防空壕に入るな』ではなく『火を使うときには何に注意すべきか』のはずなのだ。
徹底した過保護と、行き過ぎた責任追及の結果が、これらの窒息事故ではないか。」
ゆえに、
>やっぱりさ、"危険因子"はなぜ何ゆえに危険なのか、理論だてた教育が必要だと思う。
その通りなんだが、実際に教えるのは難しい、話すだけではね。
つまんねぇと聞いてないかも知れん。
だから、生徒に積極的に考えさせる、話させる。世の中の出来事と結びつけさせる。
で、
>自分の子供だけでも、そういうことを考えながら育てていきたいけど、
>けどそれだって、おいらやかみさんだけじゃ限界あるしね。。 難しいよ。
ムズと考える必要ないのよ。
何にでも興味を持てと言うだけで良い。
#答えを探す姿勢を見せることで探し方を教えるなど
学校に上がったら、
テストの点数悪くても叱らない、分からないこと、何故をほっておくこと、中途半端にすることを問題にする。
#モチベーションの問題
自分が解らないことで叱ってもね。
出来たんならどうやって出来たか、出来なかったら何故出来なかったかを。
それで困ったことあるならそれを話せばいい。ウソつかなければいい(本音で語る)。
#自分の子供のときの経験だよ
子供だって知りたいし、解りたいのよ。どうでも良いとは思っていない。
#覚えられないのは暗記しようとしてしまうから、嫌いだと尚更そうなる。
#ムズイのは、分かってるんだとか良く魅せようとする意識、それを威厳失墜すると勘違い
#本音で話すは、ある意味威厳が無くなるかも知れんが、軽蔑はされない
#全てに当て嵌まるとは言わんよ
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>自分の子供だけでも、そういうことを考えながら育てていきたいけど、
>けどそれだって、おいらやかみさんだけじゃ限界あるしね。。 難しいよ。
けど、それをやってくしかないし、やっていけば数年後数十年後には世の中変わってると思う。
一組の家族が自分の子供だけでもちゃんと育てる、、その輪が広がっていき
多くの親が自分の子供だけでもって考え出したらいずれそれが大きな力を生むと思う。
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>NEeDSさん
今回の"酸欠"を例に取ると、授業で"生き物を窒息死させる"のは賛否分かれそうですが、
例えば「酸欠死する作り物のビデオ」を見せるんでもいいなじゃないかな?
こういったこと(ある意味科学?)とかを好きなおいらでも、
[酸素が薄く苦しい]>[普通の空気を吸えば元通り]だと単純に思っていたもの。
以前の「算数は得意?」で書いたときと通じる部分があると思うんですが、
ただ結果をポンと与えるのではなく、その過程とその意味が大事なんでしょうね。
子供って、「なんで?」って気持ちが強い生き物だと思うんです。
「空はなんで青いの?」「犬ってなんでワンって言うの?」「目はなんで2つなの?」…
おいらだって、「このおもちゃはどうなってんだろう?」って分解しまくってた。
そういう気持ちを尊重し、伸ばしてあげるのが教育に繋がるんでしょうね。
>大ちゃん
> やっていけば数年後数十年後には世の中変わってると思う。
おいらは小さな人間なので、世のためとかまで考えは及んでいません(笑
ただ、自分の子がいろんな意味で"賢い"人間に育ってくれればいいし、
その"賢い"視点で様々なことを判断してくれるようになってくれればいいだけ。
つまりは、
> 多くの親が自分の子供だけでもって考え出したら…
ってこと。
!
まさにおいらが書こうとしてたことを先に書くとは!
貴様、ニュータイプだな!?
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ふっばれたw
※おいらフォー村雨の次のファイブ村雨が本名だったり(マニア杉?