毎年10月第2日曜、山口県防府市の防府天満宮で『花神子社参式』(はなみこしゃさんしき)が齋行されます。御神幸祭(11月第4土曜)に供奉する大・小行司がその所役を無事に果たせるように祈願するため、一夜づ くりの御酒を花神子に持たせ奉献する社参式。500名にも及ぶ優美な時代行列が本陣から社殿まで粛々と進みます。
学校から選ばれた児童が花神子に
学校から選ばれた児童が花神子となり、お局をはじめ10名の女官、先乗武家、御酒奉行、典医など総勢500名を従え、防府駅構内を出発、本陣から天満宮まで1.8kmを練り歩きます。
防府天満宮は、延喜4年(904年)創建の最初の天満宮。九州の大宰府に流される途中、周防の国司・土師信貞(はじのぶさだ)が同族という縁で勝間の浦に寄港し滞在したというゆかりの地。
防府には当時、周防国の国府が置かれていました。
道真は、名残を惜しみつつ家宝の金鮎12尾を国司に託して大宰府に向かったのです。
延喜3年(903年)、大宰府で道真が亡くなった翌年、神託により国司が創建したのが防府天満宮です。
防府天満宮『花神子社参式』|防府市 | |
開催日時 | 毎年10月第2日曜 |
所在地 | 山口県防府市松崎町14-1 |
場所 | 防府天満宮 |
関連HP | 防府天満宮公式ホームページ |
電車・バスで | JR防府駅から徒歩20分 |
ドライブで | 山陽自動車道防府東ICから約3km |
駐車場 | 500台/無料 |
問い合わせ | 防府天満宮 TEL:0835-23-7700/FAX:0835-25-0001 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag