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フェイスブック(Facebook)傘下のワッツアップ(WhatsApp)が米国時間5日、同名のメッセージング・アプリの暗号化機能について適用の対象を拡大したことを明らかにした。従来からのテキストメッセージのやりとりに加え、音声通話やビデオ通話、グループメッセージなど、「WhatsApp」アプリでやりとりされるすべてのコミュニケーションがエンド・ツー・エンドで暗号化されることになったという。

ワッツアップは2014年末に、非営利のセキュリティ開発グループであるオープンウィスパーシステムズ(Open Whisper Systems:以下、オープンウィスパー)と提携し、同アプリでのテキストメッセージの暗号化を開始していた。オープンウィスパーの「Signal」プロトコルと呼ばれる暗号化技術は、送信者と受信者だけがメッセージを確認できるエンド・ツー・エンドの技術で、ワッツアップ側でもユーザーのやり取りを読むことはできないものというもの。ワッツアップは今回、同アプリのすべてのコミュニケーションにこの暗号化技術を実装したという。

「WhatsApp」は現在世界に約10億人のアクティブ・ユーザーを抱えるメッセージアプリだが、昨年12月にはブラジルで法廷の判断により12時間にわたってサービスが遮断されるという出来事もあった。QUARTZによると、このサービス遮断は、犯罪者集団が同アプリを利用して連絡を取り合っていることを懸念した警察当局からの協力要請をワッツアップが拒否したことに起因するものだったという。

ユーザー情報の暗号化をめぐっては、昨年12月に米カリフォルニア州で発生した銃乱射事件に端を欲したiPhoneのロック解除協力要請問題における米政府とアップルの対立に大きな注目が集まっていた。この訴訟に関し、フェイスブックはロック解除を拒否するアップルの立場を支持。またフェイスブックは「WhatsApp」アプリに加え、同社の「Messenger」アプリにも何らかのセキュリティ強化策を講じる考えを明らかにしていた。

【参照情報】
WhatsApp is now entirely end-to-end encrypted - The Verge
Facebook’s WhatsApp Launches ‘End-to-End’ Encryption - WSJ
Why WhatsApp's Encryption Embrace Is a Landmark Event - Fortune
Brazil shut down WhatsApp for roughly 100 million people for 12 hours - QUARTZ

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