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アマゾン、「Kindle Fire」でのアプリ内課金を実験中(Bloomberg報道)

2012.04.04

Updated by WirelessWire News編集部 on April 4, 2012, 10:29 am JST

Kindle Fire
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アマゾン(Amazon)が、同社のタブレット端末「Kindle Fire」のユーザーが、アプリ経由で追加サービスなどを購入できるようにする「アプリ内課金」の仕組みを開発し、現在このサービスのテストを進めていると、Bloombergが報じている。

Bloombergでは、スキンブル(Skimble)というフィットネスアプリ開発元の話を紹介しているが、同社のマリア・リイ(Maria Ly)という共同創業者は、同社が1ヶ月ほど前からこのパイロットプログラムに関わっているとし、「テストはまだ初期段階だが、うまくいきそうだと思っている」とコメントしている。

アマゾンはこのアプリ内課金サービスについて、売上の30%を手数料として徴収する計画。同社はすでにKindle Fire向けのAndroidアプリ販売で同じく30%の手数料を適用している。

スマートフォンやタブレット端末向けの、アプリ内課金の仕組みは、すでにアップル(Apple)やグーグル(Google)が提供している。

調査会社IHSアイサプリ(IHS iSuppli)が1月なかばに発表した予測によると、アプリ売上全体に占めるアプリ内課金の割合は今後上昇すると見られ、昨年9億7000万ドルだった売上が2015年には56億ドルにまで成長するという。

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[IHS iSuppli]

この背景には、ユーザーが有料アプリよりも無料アプリを好む傾向が強く、多くの無料アプリが配布されているため、開発者が開発コストをアプリのせることが難しくなっているとの流れがある。そのため、今後はいわゆる「フレーミアム」方式(無料と有料の組み合わせ)で、アプリのダウンロード自体は無料とし、追加のサービスや機能を有料で提供するといった形が増えると見込まれるが、これを実現する上ではアプリ内課金の仕組みが必須となる。

Kindle Fireユーザーの一人あたりのアプリ売上金額は、iOS端末ユーザーの約9割程度で、Google Play(旧Android Market)の3倍以上という調査結果も報告されている。

【参照情報】
Amazon Tests In-App Purchases to Challenge Apple, Google - Bloomberg
Amazon tests mobile in-app purchases, Bloomberg says - CNET
In-App Purchases Will Dominate the Smartphone App Business - IHS iSuppli
ユーザー1人あたりのアプリ売上、アマゾンがグーグルの3倍以上に(米調査)

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