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【ランニング用語:ピッチ】ランニングで『1分間の歩数』を確認してみよう!

Japanマラソンクラブインストラクター川野です。

皆さんは自分の「ピッチ」って知ってますか? ランニング用語では良く出てくる単語にはなりますので、どこかで聞いたことはあるかもしれません。おそらく「ペース」や「心拍数」はガーミンなどのランニングウォッチを持っている方は良く確認してるのではと思います。

ピッチとは「1分間の歩数」のことで、ランニングの速度とは「ピッチ(歩数)×ストライド(歩幅)」で決まります。ピッチが170ならば、「1分間に170歩」分走っていることになります。

※ちなみに「ピッチ」はガーミンコネクトの画面ではこのような感じで確認できます。

そして、このピッチにも理想のピッチがあるといわれています。運動生理学者でランニングコーチのジャック・ダニエルズ氏が分析した結果、長距離マラソンでは「180BPM」という結果が出ています。※もちろん走力や個人差がありこのピッチは目安となります。

ラントレ火曜クラスなどのフォーム基礎・改善レッスンでは、一例としてこのBPMに合わせた腕振りをやってもらい反応をみたりしていますが、実際に自分でやってみると「あれ! 速い!」と感じる人が多いかと思います。このように自分にとって速すぎたり、逆に遅すぎたりするピッチで走ると無駄なエネルギーを消費することも分析・確認されています。それを踏まえると、自分が「最も走りやすいピッチを保ちつつ走る」のが効率よく走る近道といえます。

ちなみに市民ランナーの平均値は170くらいで、165以下だと接地時間が長くなり脚をケガする可能性が高くなるともいわれています。もし脚のケガが多い方はピッチが低く接地が長い可能性もありますので、自分のピッチを確認するのも一つでしょう。

またペースの変化に合わせてピッチが急激に上がったり下がったりするのも無駄なエネルギーを消費します。自分のペースが変わっても「常に一定のピッチで走る」ように心がけるのも効率よく走る方法の一つです。

一定のピッチで走るトレーニングとしては、
■メトロノームのリズムに合わせて走る。
■音楽で理想のBPMの曲のリズムに合わせて走る。
などの練習方法があります。たまに実業団風ランナーが公園内をメトロノームのリズムに合わせて走っている光景も見たことがあるのではないでしょうか。

最近では「AFTERSHOKZ AEROPEX」のような優秀なスポーツ向け骨伝導ヘッドフォンがあります。周囲の音も聞こえながら安全に音楽のリズムに合わせて走ることも可能ですので練習として取り入れやすくなっています。※ネットで調べると理想の180BPMのランナー向けプレイリストなども出てきます。

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更新日:2021年10月29日(金)
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