元気なら「これでいいのだ。」

 毎年、7月に誕生日を迎える高校時代の仲間と一杯を飲む会を、7月中に行っていたのですが、私の事情で忙しくて、今年は、遅ればせながら、8月の今になって開催されました。

 この会は、なんだかんだ言って理由をつけて、お酒を飲みながら、近況を話しあって、元気にしているかを確認をしあうような意味合いがあります。7月生まれの仲間で、今年一年間の中で、大きな変化があったのは、誕生日を迎え48歳になったのですが、今年の2月に初めて子供ができ、子育てに奮闘中の高砂酒造で杜氏をしている小野パパです。
 奥様に送られてきた時に、お子様を拝見させて頂いたのですが、抱いている姿を見ると、本当に幸せそうな顔をしていました。正に、目に入れても痛くないと言うような感じです。
 私の子供は、もう成人式を迎える子供がいます。でも、小野パパは、今後、20年間、本格的に子育てをして行かなければなりません。これからが大変だなと思いながらも、でも、小野君は、紆余曲折して、杜氏という特殊な仕事についたのはある意味、正解だったような気がします。それは、杜氏という仕事は、特殊な仕事であり、体が元気であれば、いくつになっても働き続ける事ができる仕事でもあります。今後、少なくても、成人をするまでの20年間、68歳になっても、元気であれば、仕事は続ける事ができます。その意味では、定年がどうのとか心配もない職についている事は、安心だと思っています。(議員を仕事として考えると、たとえ元気であっても、選挙で選ばれなければ、続ける事はできません。小さな子供を育てながらでは、とても不安定な仕事であると言えます)手に職を持っていると言う事は羨ましいことです。
 いずれにしても、子供の為にも、体を大事にして、お互い、元気に仕事をしていこうと励ましあいました。それなりに、悩みはあるのですが、現状を感謝し、元気でいれば、「これでいいのだ」と思いました。
 話は尽きないのですが、歳をとったせいか、早い時間でお開きとなりました。
  
 たまたま、違う場所へ、行くと、漫画家の赤塚不二夫さんが先日亡くなりましたが、それを偲んでか「これでいいのだ」
と言って、バカボンのパパになって、お酒を飲んでいる仲間がいました。ホントに「これでいいのか」と思いましたが、本人が楽しければ、「これでいいのだ」かもしれません。
 世の中には色々な人生があります。