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豊島公会堂ライブによせて、海北よりメッセージです。
2013年06月24日(月) 12:00更新

ええと、いつも気にかけてくれている方も、なんだかふとこの文章が目に止まっただけだよって方も、どうも、こんにちは。ロストインタイム海北です。

このたびロストインタイムは、来たる11月16日、久しぶりにホールでワンマンライブを行う事が決定いたしました。わぁ。ホールですってよ。ホール。

会場は、かれこれここ20年近く、ロックバンドがコンサートを開く事が無かった(あったらごめん)舞台、豊島公会堂です。

豊島?渋谷じゃなくて?

そう思ったあなた、そのリアクション、間違ってません。ライブで公会堂と言えば、渋公が浮かぶのが普通ってもんです。

ですが、この豊島公会堂、かつてTHE BLUE HEARTSやBUCK-TICK、Xなど、数々のバンドがコンサートを開催した伝説の会場だったりするんです。

そこに、足跡を遺しに行きます。
僕たちが。ロストインタイムが。

あなたと。出来れば、君と。

おそらくこの日のライブは、新譜のレコ発ライブになると思います。

ロストインタイムは7月から、新曲のレコーディングを開始します。

曲数も作品の概要も、現時点ではまだ何一つはっきりしていません。そもそもが、このライブまでに新しいレコードを発売出来るのかさえ、未確定です。

それでも、立つんです。この舞台に、立ちたいんです。

年齢と経験を重ねて、あらゆる事に対し、ある程度の傾向と対策を練られる様になる事は、決して悪いことじゃないし、むしろ素敵な事だと思ってます。

けれど、今僕は、この胸の中の衝動を、抑え切れずにいます。

書きたい思いがある。歌いたい想いがある。やってみたい事や、行ってみたい場所がある。それを早く形にして、その熱が冷める前に、いち早く、君に届けたい。

バンドとして、こんなにドキドキわくわくしているのは、いつ以来かな?

久しぶりに気持ちがはみ出して、前のめってます。

大丈夫。焦っているわけじゃないよ。

でも、今の僕たちが、いつまでも今の僕たちのままでいられる確証なんて、どこにもないんだよ。

だからこそ今僕は、計画を練るよりもまず、行動を起こす事にしたんです。

豊島公会堂と並んで、前回のツアーで見切り発車的に発表した全国各地のライブも、この一連の思いに付随したものです。

今後レコーディングが進んでいくにつれ、ツアーやレコードの詳細も随時発表して行く事になると思います。

新譜のリリースやツアーの発表ってのは、念入りに準備をして、告知のタイミングも見計らって組み立てて行くのがそもそも当たり前なんだけれど、当たり前な事なんてそもそも当たり前じゃなくて当たり前なはずなんだけどなぁって書きながら頭がこんがらがって来ました…が、そういう当たり前だと思っている事一つ一つに疑問符を持ち続けていく事が、僕は一番大切で一番面白い事なんじゃないのかな?と、30過ぎて最近さらに思うようになりました。

…めんどくさい人間ですみません。

メンバーやスタッフ、ファンのみんな。いつもこんな面倒な人間に付き合ってくれて、心からありがとう。大好きです。

僕たちの物語の一つの節目に、是非みなさんに集って頂きたく思っています。

宛のない旅に、新たな座標点を。
寄る辺ない旅に、確かな希望を。

オーバー30のバンドマンの挑戦を、生温かく見守ってやってください。

平成25年 6月吉日
ロストインタイム 海北大輔