薪ストーブでナチュラルに暖まりたい!

寒いですねえ。「小学校のストーブが懐かしい」なんていうと年がバレてヤだけど、あれはパチパチ燃えて温かかった。ストーブは教室の前の入口に置かれていて、ソバのヤツはポカポカよく眠ってたっけ。懐かしい画像の引用元


新聞紙と薪で火を点けてコークスを燃やす。東京でも昭和30年代まで薪だったそうだが、薪が入手できなくなって石炭の固形燃料のコークスに変わった。薪とコークスを運んで火を点けるストーブ当番は人気があったな。

大震災を機に薪ストーブが注目されている。電力も使わずに済むし、煎じ詰めればCO2を吸った樹木を燃やすのはエコだからだ。今日の読売新聞の山形県で薪ストーブが流行中という記事が温かい(画像引用元)。

山形県高畠町(たかはたまち)がまとめた「薪ストーブのいいところ」を抜粋。

・空気が乾燥するので窓の結露がなくなる。
・ストーブの周りにみんなが集まりパチパチの音でなごめる。
・ヤカンはいつも沸騰中。煮込み料理にも最適!

山形県では従来ペレットストーブだけだった購入補助に、薪ストーブも追加。どちらも上限10万円の補助。設置料金は本体30万円、煙突30万円、工事30万円が相場だそうだ。ちょっと高いが薪を何とかすれば燃料代は浮かせられる。

高畠町では「薪ストーブ友の会」をつくっている。無料でもらえる木の情報がグッドである。木を売りたい人と薪にしたい人を結ぶ取り組みだ。高畠町の木の情報リストを挙げよう。


軽トラ10台とかありますね。もらった木をカットして乾燥させるのは各自がやる。だから電気鋸や軽トラがあるといいし、場所も必要だ。同町の薪ストーブガイドにも「果樹農家に声をかける」「大工さんに声をかける」「国土交通省河川国道事務所に問い合わせる(伐採作業をしているから)」とある。たぶん町や村の製材所にも廃材はあるはずだ。

焼却灰は捨てないとならないし掃除も必要だ。手間はかかるから、電気やガス、灯油ストーブの便利さに慣れたらちょっとね、と思うかもしれない。

でもね、火を見て暮らせるのはとてもぜいたくなことだ。「昔はよかったね」というノスタルジーでもなければ時代遅れでもない。むしろ都会に住んでるあまり、合理的な生活と引き換えに失ったことのひとつなのだ。

3.11の地震が教えたのは、もう一度人間が自然のサイクルの中に入ること。自然を生活に取りもどすことだった。そいつを忘れたくない。

とはいえ明日から田舎暮らしはムリ。せめて生活のどこかに「自然」を入れませんか。ぼくなら「手書き」「手づくり」そして「自然体の心」だな。もうちょっと増やしたいところだが。

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