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『夜間診療』

夜間救急を受け入れていて感じることだが、本当に緊急性のあるのはおそらく1~2割のように思う。他の獣医師仲間と話していてもやはりそうらしい。『あれー、さっきまでグッタリしていたのに病院来たらえらい元気になったわー』というのはよくあることだ。たぶん夜になって、今はどこも診察していないという状況に加え、静けさや暗闇が飼い主さんの不安を煽ってしまうのではないかと思う。私も子供が熱を出したとき等、夜の時間の経つのがとてつもなく遅く感じたし、実際に夜間救急をお願いしたこともあるので飼い主さんの不安な気持ちはよくわかる。本当に緊急かどうかは診てみないとわからないことも多いので、心配なら来てもらってまったく構わないのだが(時間外料金はガッチリいただいております)、その前に一つ二つチェックしてほしいことがある。
原因はよくわからないけど元気がなくグッタリしていると不安を感じた時は、犬ならばまず『好きなおやつに興味を示すか』、『散歩に連れ出してみて臭い嗅ぎをしたり、他のものに興味を示したり歩き廻ったりするか』を見てほしい。また、猫だったら『大好きな猫じゃらしに対する反応等』をみてみるのもいいだろう。そのあたりの反応を見ることでどの程度弱っているかを判断する材料になる。ただし、言うまでもないが例えば毒物を飲み込んだ時等は元気食欲がバリバリでもチョー緊急だったりすることもあるので、そのあたりの判断は間違えないようにしていただきたい。

『血圧を測ろう』

『雑種は強い?』

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