アトピー改善にハーブが効果あり
〈注目記事〉アトピー肌用の入浴剤を実際に試した感想。実際どうなの?ハーブでストレス軽減
アトピーは正式名称「アトピー性皮膚炎」と呼ばれ、その治療法は様々なものがあります。できれば、炎症や痒みを抑えることよりも根本的な体質改善ができ、なおかつ副作用のない治療法が望ましいと思います。
そのひとつとして注目されているのがハーブです。アトピーはアレルギーから起こるもので、その多くが遺伝だと言われています。とある調査では、両親ともにアレルギーの場合は50%、どちらかの親だけがアレルギーの場合は30%の確率で遺伝することが分かっています。
アレルギー発症するにはその原因となるアレルゲンが存在します。そのアレルゲンを取り除くことが、何よりも重要な予防法でもあり治療法になります。子供の場合は食べ物がアレルゲンになることが多く、大人の場合は生活環境(ストレス・ダニ・ハウスダスト等)がアレルゲンになることが多いとされています。
場合によっては複数の要因が重なって原因なっていたり、取り除くことが難しいものもあります。とくにストレスは、なくそうと思ってなくなるものではないのではないでしょうか。アトピーだというだけで、激しい痒みやそれによる炎症の痛み、睡眠不足、荒れた肌を人に見られるのが嫌だということから余計にストレスを感じやすくなる方も多いのではないでしょうか。
そこで、リラックス効果もあるとされていているハーブはストレスの軽減にも良いと言われています。しかも手に入りやすく価格も高くないので手軽に始めることができる自然療法です。
アロエのアトピーへの効果
ハーブであるアロエは、葉肉の汁を昔からやけどの薬や虫刺されの薬として患部に塗ることで使われてきました。ハーブとして使用されるのは、アロエの中でもアロエベラとキダチアロエです。アロエベラは、食用としてまた美肌効果や炎症を抑える効果、保湿効果もあります。
そのため、アトピーの皮膚にも効果があります。アトピーによる炎症を抑えて、乾燥してカサカサしている皮膚を保湿し、きれいな肌に戻してくれるからです。アロエには自然の植物で、添加物が使われていないので安心して使うことができます。
すぐに効果が出るものではなく、長く使い続けることによって、薬がなくてもきれいな肌を維持することができるようになります。アロエは、家庭で育てやすい植物です。植木鉢で育てて、必要な時に必要な分とって使うことができます。
アロエはそのまま育てると、また新しいものものが出てくるので、どんどん新鮮なものを使うことができます。化粧水の中にアロエの成分が入っているものや、苦みが少ないので食べ物としてのアロエも注目されています。体の外側には直接塗ることで、体の内側から食べて著ない環境をは整えていくことで、アトピーを改善の方向に導くことができます。
エッセンシャルオイル
アトピーは、エッセンシャルオイルでハーブを取り入れることで、アトピーの症状を改善することができます。ハーブの中でも抗アレルギーの作用があるものがあります。副作用はありません。
さわやかな香りがしてアトピーのかゆみからくるイライラも沈めてくれます。また消炎作用もあるので、アトピーによる炎症が落ち着いてきます。エッセンシャルオイルは、皮膚に直接塗ることによって炎症を抑えることができます。
ハーブには副作用がないので、肌本来の持っている力を引き出してくれます。皮膚や体が強くなることで、アトピーに負けない体作りができます。ハーブは薬や健康食品に比べると、低価格で手に入れることができます。手軽に始めることができます。
ハーブの香りで、心が癒されてストレス解消もできます。ハーブを生活の一部として取り入れていくことで、アトピーの原因となるほこりやダニ、カビなどにも負けない免疫力を付けることができます。アトピーの症状が落ち着いてくると、そのまま続けることでアトピーの予防としての効果もあります。
ハーブティーでリラックス
そしてもうひとつ、体内からの体質改善ができるハーブティーがあります。ハーブは滋養になり、免疫力をあげてくれる効果があります。直接肌に塗るよりは効果は緩やかですが、体が持つ本来の抵抗力や免疫力を取り戻すということは大切なことです。
一般的なのはレモングラス、ユーカリ、カモミール、ティートゥリーです。これらは抗アレルギー作用と炎症を抑える効果があるので、ハーブティーを探す際には参考にしてみてください。
そのままでも飲みやすいものが多いとは思いますが、もし甘味を加えるときにはオリゴ糖がおすすめです。オリゴ糖は腸内環境を整えてくれるからです。腸内環境はお肌と密接に関係してくるので、お肌のためにも意識してみてください。
ハーブティーを飲むと、ホッと一息といった感じでリラックスもできます。せっかくなので、たくさんの配合がある中からより自分が美味しく飲めるものを見つけて、ハーブティータイムを最高のリラックスの時間にしてください。
ハーブで体質改善
ハーブと一言に言っても、様々な種類があり、使用方法も様々です。まずはアトピーの改善に非常に重要なスキンケアからご説明します。アトピーは乾燥肌によって起こりやすくなったり、痒みも感じやすくなります。
また、逆にアトピーにより乾燥しやすくもなります。なので保湿はとても大切です。炎症が起きていたり敏感になっていることからも刺激の少ないハーブでの保湿はおすすめです。エッセンシャルオイルや化粧水などが一般的です。
これらは保湿の効果だけでなく、痒みや炎症を抑えたりする効果のあるハーブを使うことでステロイド(効果の弱めのもの)ほどの即効性が期待できます。直接肌に塗るからこその良いポイントですね。
ハーブ入浴
もうひとつおすすめなのがハーブ入浴です。お風呂に入るだけでも、代謝が高まったり、リラックス効果もあるのでぜひハーブ入浴する習慣をつけてみてはいかがでしょうか。しかし、入浴は肌の潤いが逃げてしまい、乾燥を引き起こします。
痒み改善を望むならば、カモミールに着目してみると良いでしょう。実はそれは、痒みに関する消炎効果が期待できるのです。それでカモミールを経口摂取するのではなく、入浴剤代わりに使う訳です。やり方はとてもシンプルです。
まず熱湯500ccを準備します。それに対して、粉々に砕いたカモミールを15グラムほど加えるわけです。それで10分程度待機します。それで布地で濾した物を用いて、入浴剤の代わりにカモミールを加えてあげる訳ですね。すると湯船にあるお湯が、消炎効果を発揮して、痒みが軽減される場合があります。
一度試してみると良いでしょう。ただしカモミールは、残りカスに関するデメリットはあります。入浴剤と違って多くのカスが出てしまいますから、布地などを上手く利用すると良いでしょう。布地で覆ってあげれば、基本的には湯船に多くのカスが浮かぶことも無いからです。
温度が高ければ高いほど乾燥しやすくなるので、なるべく低めの温度での入浴を心がけてください。その上でハーブを使用すると乾燥が防げるだけでなく、お肌に潤いを与えてくれます。また、香りによるリラックス効果もあるのでストレス解消も期待できます。
アトピーとハーブについてまとめ
アトピーの治療は、やはりまずは医療機関にかかるべきだと思います。医療機関でまずはアトピーの原因を調べて、その原因を取り除くことが何よりも効果的です。その上で、もうひとつの方法としてハーブを取り入れてみてください。ハーブは自然のものなので、薬のような副作用はなく基本的には安心して使っていただけます。
しかしその効能は様々で、本当にたくさんの種類のハーブが存在します。特にお肌に直接塗る場合の話になりますが、お肌の状態や使い方次第ではあまり良くない場合もあります。ご自分で知識がある方はいいですが、知識があまり無い方は使用する前にしっかりと調べてください。一番安心なのは専門家に相談することです。
やはりアトピーの方はお肌が敏感になっているので、いくら副作用がないからといって何でもいいわけではありません。どのハーブをどのくらいの量、そしてどのように使うのが最も効果的なのかということを知った上で使用してください。そうすることで、そのハーブの力を最大に発揮できるのです。
様々な治療からハーブを選択する一番の魅力は、そのリラックス効果にあると思います。アトピーは身体的な辛さだけでなく、精神的にもとても苦しいものです。そのストレスがまたアトピーを悪化させてしまうこともあるでしょう。特に、激しい痒みや痛みから不眠に悩む方も多いのではないでしょうか。
睡眠不足は、免疫力の低下、お肌のコンディションの悪化などだけでなく、心にも良くありません。そんなときはぜひ、痒みや痛み抑える治療とともに、安眠効果のあるハーブティーを飲んでみるのもいいかもしれません。良い睡眠は心とからだの健康のためにとても大切なことです。
ハーブによる根本的な体質改善という点においては、即効性はないということも覚えておいてください。長期的に続けることで少しずつ体が変わっていきます。毎日続けることを心がけて、体の変化を感じてみてください。
まとめ
ハーブでストレス軽減
アロエのアトピーへの効果
エッセンシャルオイル
ハーブティーでリラックス
ハーブで体質改善
ハーブ入浴
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