こむら返り原因 不足栄養素のカルシウムマグネシウム食材は

気持ちよくぐっすり眠っている時に急に足がつってしまって「イタタ!!」となってしまう「こむら返り」の経験ありませんか?

こむら返りになるととても痛くてしばらくは動けなくなってしまいますよね。
明け方などに起こってしまうと睡眠の邪魔はされるし、場合によっては数日痛むこともあります。

足がつって痙攣しているような状態ですから、痛いのは当たり前です。
どういった対処をすれば良いのでしょうか?予防する方法があるんでしょうか?

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こむら返りの原因とは?

こむら返りはおもに足がつってしまうことを言いますが、足だけでなく肩や指に起こってしまうこともあります。
一度だけのこともありますが、続けて何回も起こってしまうこともあります。

こむら返りはなぜ起きるのでしょうか。

足がつっているときを思い返してもらえればわかると思いますが、
こむら返りは筋肉が異常収縮することで起きてしまいます。

ではどうして筋肉の異常収縮が起きてしまうのでしょうか?
これにはいくつかの原因が考えられます。

筋肉の異常収縮は「ミネラル」と「運動」が大きく関係していると言われています。

  • ミネラルバランス
  • 通常筋肉というのは体の中の電解質によって機能調整をされています。
    つまり電解質で筋肉のバランスを上手くとっている状態です。

    この電解質のバランスが崩れてしまうと筋肉の調整がうまくできなくなります。
    調整が上手くいかずに筋肉が収縮してしまった状態がこむら返りです。

    この筋肉を調整している電解質というのは「ミネラル」と呼ばれています。
    ミネラルは身体に必要な5大栄養素のひとつで「無機質」とも言われているものです。

    ミネラルは私達の身体を正常に保つためには絶対に必要な栄養素です。
    ビタミンや酵素を活性化したり、PHの調整をしたりと、身体の調整をしてくれています。

    ミネラルが不足してしまうとそういったバランスが崩れてしまいます。
    こむら返りは筋肉が異常に興奮している状態です。

  • 運動
  • 普段運動不足でほとんど動かしていない筋肉をいきなり動かしたら、ダメージが大きいことは想像できるでしょう。
    普段使わない筋肉を動かすと、疲労した筋肉の緊張状態が続きます。

    この緊張状態が何かのはずみで悪化するとこむら返りになってしまいます。
    緊張がずっと続いた状態が良くないのは筋肉も精神もいっしょです、緊張状態になった筋肉はきちんと緩めてあげる必要があります。

    普段運動をしない人が急に運動をすると起こりやすいのですが、
    これとは全く逆に運動不足でもこむら返りが起こることもあります。

    運動不足だと血液の循環が悪いままなので身体が冷えてしまいます。
    筋肉を動かすということは柔軟性を高めて熱を生み出し、血流を良くしてくれます。

    体が冷えると筋肉も冷えてしまいますし、筋肉を動かさないので収縮したままになります。
    筋肉というのは動かさないで同じ姿勢を続けているとどんどん縮まる性質があります。

    運動不足による筋肉の収縮と冷えによってこむら返りが起こってしまうのです。

    運動しすぎても運動しなくてもこむら返りを起こしてしまうなんて厄介ですね。

  • 改善法
  • こむら返りを起こしやすい人は、この2つのことを意識して改善していきましょう。
    とても基本的なことですが「栄養」と「運動」をきちんと考えてください。
    栄養については後述します。

    運動に関しては、いきなりハードな運動をしないで、できることから徐々にやっていきましょう。
    最初は短時間のウオーキングや体操やストレッチで充分です。

    日常生活の中で無理をしないでできることがあると思うので、取り入れて少しずつ体を動かしていきましょう。
    エスカレーターに乗らずに階段を使うように心がけたり、ちょっと遠回りの道を歩いたりということから初めてはどうでしょう。

    そしてこれが肝心なことですが、必ず準備運動はしましょう。
    つまりストレッチです。

    こむら返りが起こるということはふくらはぎの筋肉が収縮して固くなってしまっている状態です。
    縮んでしまった筋肉は広げて緩めてあげましょう。

    運動の前、入浴の前後、寝る前、ちょっとしたスキマ時間に身体のストレッチをする習慣を持つと違いがわかるかもしれません。

    とくにおすすめはお風呂上がりのゆったりストレッチです。
    リラックスするし柔軟性が出るし、ゆったり眠れていいですよ。

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こむら返りに不足している栄養素

こむら返りは栄養のバランスを良くして適度な運動をすることで予防することが出来ます。

栄養のバランスと言ってもいろいろありますが、特に何に気をつけたら良いのでしょうか。

筋肉の機能調整は電解質であるミネラルがおこなっていますので、ミネラルを積極的に体内に取り入れると良いでしょう。
このミネラルというのは主にマグネシウムのことを指しています。

マグネシウムは筋肉の動きを調整して、緊張している筋肉を緩める働きをしてくれます。
不足すると血管も収縮してしまい冷えがひどくなるので、こむら返りの改善には不可欠な栄養素です。

さらに言えばマグネシウムをちゃんと働かせるにはカルシウムも必要になります。
なのでカルシウムとマグネシウムをしっかりと摂取することがこむら返りの予防につながります。

こむらくだ

カルシウムとマグネシウムの多い食材は?

こむら返りを予防するのにミネラルであるカルシウムとマグネシウムを摂取するのが大切なのですが、ただ単に摂取すれば良いわけじゃありません。
カルシウム・マグネシウムのバランスがとても大事になります。

カルシウムとマグネシウムの必要な割合は2:1です、カルシウムが2に対してマグネシウムが1です。
このバランスが悪いと効き目が感じられませんので注意してくださいね。

現代の日本はミネラル不足になりやすい食生活となっています。
旨みを追求して精製をしている食材が多く市場に出回っています。
精製する時にはミネラル分が排除されてしまいやすいので、そういった食品を食べてもミネラルの補給は出来ないんです。

食材自体が加工されているので、普通に食事をしていてもミネラル不足になりやすいわけです。
なので、意識してカルシウム・マグネシウムを多く含む食材を積極的に摂取した方がいいでしょう。

カルシウムを多く含むものは、ひじき、アボガド、納豆、ほうれん草、乳製品などです。
マグネシウムを多く含むものは、ひじき、しらす干し、ししゃも、わかめ、豆類などです。

これらの食材を積極的にとるようにして適度な運動をとりいれ、適度な水分補給を心がけてください。

こちらの記事も参考にしてください
寝違えの痛みはなぜおこる 首のつらさ治すには?対策は?

まとめ

なぜ足がつることをこむら返りと言うのか?不思議ですよね。
これはおもに足のふくらはぎが痙攣したりつることが多いからです。

「こむら」と言うのはふくらはぎの筋肉のことを指します、今で言う「腓腹筋」のことですね。
こむらは「こぶら」とも言われるので地域によっては「こぶらがえり」というところもあるようです。

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