冬場のビタミンD

ビタミンDは骨折予防や骨粗鬆症改善が主な機能として知られてきましたが、最近の研究では、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患の治療、インフルエンザなどの予防、ガンやうつ病、肥満の予防にも効果がある事が分かってきました。また、ビタミンDは肌のターンオーバーを促し、肌の生まれ変わりを助けたり、健康な髪の発育を助けます。

ビタミンDを体内に取り入れるには2つの方法があります。一つは食品やサプリメントなどから経口摂取する方法で、もう一つは皮膚に紫外線B波(UVB)が当たる事によってコレステロールを原材料として生合成される方法です。
後者の方法でビタミンDをつくるには肌を露出して日光浴しなければなりません。冬場や地域によっては充分な量のビタミンDを生成出来ない事が多く、安定してビタミンDを体内に取り込むには、食事やサプリメントも重要となります。

食品では普段よく口にする野菜や豆類などにはほとんど含まれておらず、魚類やうなぎなどに多く含まれています。 鮭、いわし、さんまなどの缶詰でも手軽に摂取する事ができます。