Invisible RYUKYU 第79回目は『中高年がワクワクする海洋博が今そこにある』

Wandering Okinawa!

今夜もやりきってまいりました!

週に一度のロックンロールレディオ、『Sh@re TIME:Invisible RYUKYU』!!

踊りに行こうよ〜海は友達なのさ〜ゴーバーンズ!

ということでね、タイガースの大ヒット曲『シーサイドバウンド』がピッタリのインビジブルネタを紹介しました♪

なんか今日は自分のコーナー以外でもひっちーロックンロール流れよったから、恒例アカペラもオールディーズで行けばよかった?

さてさて今週も本部町からのインビジブルお届けでしたが、ここはやっぱり外せない!

本部といえば『海洋博公園』ですよね〜♪ 正式名称は『国営沖縄海洋博覧会記念公園』

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最近では『海洋博公園』というよりも、『美ら海水族館』という方が知名度は上がっているのかもしれないけど、

地元民であったり、我々世代はやっぱ『海洋博』ですよね♪

と言いつつ、我々も海洋博に行く目的は子供たちを連れての『美ら海』であったり、県外から遊びに来た友人たちを連れていくためにやっぱり『美ら海』だったり、真夏の大花火大会を鑑賞するために訪れる、くらいになってしまっているかとも思うんです。

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しかし、実は公園内には美ら海以外にも色々な施設が散りばめられていて、今回違った角度で訪れてみたら、面白いのなんのって!! インビジブルの宝石箱やさに〜!って、ここでしにかん噛んだけどや。。

いや、ホントいろいろ面白かったので、海洋博だけで数週分のネタとしていけそうだけど、2週間に分けてコンパクトにお届けします!

その振り返りをブログでも♪

そもそも海洋博、英語でいえば『Ocean Expo Park』って何ぞやってところからの話何だけど、

時は1975年、沖縄が本土に復帰してからまだ3年目の時代。

沖縄県の日本本土復帰記念事業として、昭和50年の7月20日から昭和51年の1月18日までの183日に間に渡って行われた、沖縄国際海洋博覧会(おきなわこくさいかいようはくらんかい)という国際博覧会を記念して、博覧会跡地に整備された大規模な国営公園なのである。

その博覧会には世界36カ国、3つの国際機関からの参加があり、19もの海をテーマにしたパビリオンが出展され、『海』という一つの部門について開催された特別博としては過去最大規模の博覧会になった。

記念硬貨も発行されて、昔は結構普通に所持金に紛れていて、そのコインでジュース買ったりもしたよね!

実は開催候補地としては他に、読谷の残波岬、糸満があったが最終的に本部へと決定となる。そこには、本部周辺の海が海洋博の展示対象として相応しい点や、会場周辺の雄大な山並みや伊江島、瀬底島などが調和し、見事な景観を呈していることなどがあげられたからであった。

半年間に及ぶ開催期間中には348万人を超える入場者数、当時の沖縄の人口が100万人ほどと考えるとそれなりに凄い数字!

しかしよく言われる話だけど実は、当時の観光業界では海洋博不況という言葉が生まれるくらいに、想定されていた期待とは裏腹の事態がいくつも起こり、地元にとっては予想を遥かに下回る経済効果しか得られなかったんだとか。

それでも今こうして、世界的にも有数な観光地へと返り咲いているのだからその功績を称えたい。

そして今現在の沖縄もイケイケドンドンで観光業界は飛ぶ鳥を落とす勢いで伸びているけど、しっかり過去の教訓も学びながら更なる良い方向へと向かっていってもらいたい。

と、その海洋博公園、当時おそらく一番の売りであったのは、そろそろその存在があったことが知らない世代が半々になっているくらいかもしれないけど、やっぱり何と言っても未来の海上都市として登場したパビリオン『アクアポリス』! 

当時の最先端の科学技術を集結させ、海の上でも人間が生活出来ることを証明するパビリオンとして出展され、人と海の明るい未来を予感させるものであった。

ただ実はあれ、当時としては世界最大の半浮遊式海洋構造物として大きな話題となっており、なんとロワーハルという巨大な4本の浮きの上に16本もの支柱を立てて造られた巨大浮遊構造物だったのです!

てっきり当時は海底に支柱を打って海の中を観察できる構造物くらいにしか考えてなかったけど、その特殊性をみて取れる事実として、実はアクアポリス自体は広島の造船所で造られていて、完成後にそれを本部の沖合まで116時間かけてタグボートで曳航(えいこう)してきたという。

その後会場とアクアポリスの間は約250mほどの長さのアクア大橋という橋で繋がれるが、いつでも切り離しが出来る状態になっていて、何と台風の時にはアクアポリスが橋から切り離され、さらに沖合へ移動が可能、そしてさっきのロワーハルという巨大な浮きの中に海水を注入し海中へ潜っている部分をより多くすることで波や強風の影響を最小限にすることができたと。

まさに未来の海上都市!! アクアポリスの内部にも様々なアトラクションがあって、あたかも深海にいるような演出が色々と工夫されていたんですね〜。
何とプロデューサーはあの手塚治虫先生だったようですよ!

海洋博覧会が閉幕後、そのシンボルとも呼ばれたアクアポリスは国営沖縄海洋博公園のオープンに合わせて同時に再オープン!

1980年中頃までは沖縄を代表する観光スポットとして人気を博すも、その後の老朽化や入場者数の減少により1993年に閉館される。

1997年に一度那覇へ移動させて海上観光テーマパークとしてリニューアルも検討されていたが叶わず、2000年に売却。上海へと曳航されて行った。

そのアクアポリスの模型が今でも公園内の海洋文化館野中に展示されていて、さらにアクアポリスの全貌を含めた海洋博覧会の常設展も行われているので、それを見るだけだけでも懐かしい気分とあの頃のワクワクが蘇ってくる!

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大遊園地として人気を博したエキスポランドなんかの模型や写真も展示されているよ!

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中高年には何ともロマンを感じさせるよね♪ ここまでくると大人も楽しめそうで行ってみたくなるでしょ!?

ぜひぜひ近いうちに行ってみてください!

やはり時間が全然足りないので、次回も引き続き海洋博でいってみたいと思います。

放送後の一枚は、海洋博ということで『海の生物』を表現してみました!!

ダーさんマンタが好評なよう!? 歩さんはチンアナゴ、ワタクシは止まると死んでしまうロックンロールなマグロを表現してみたんだが。。

ダーさんマンタが好評なよう!? 歩さんはチンアナゴ、ワタクシは止まると死んでしまうロックンロールなマグロを表現してみたんだが。。

ワワワワケンロー!!!


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E.KEMURA

E.KEMURA

沖縄県内で、外国人向けのフリーペーパー Japan Update の運営を経て、現在は沖縄英字ウェブマガジン Okinawanderer の発行、国際交流プログラム開催、および外国人向けライフスタイルサイト Okistyle を運営する(株)琉球プレスの代表。日々外国人と民間業者との接点を作り出すコーディネーター、コンサルタントとしても絶賛驀進中! 2018年より毎週火曜日午後7時台エフエム沖縄『Share TIME』にボス・イケムラとしても沖縄の隠れた魅力を発信中!
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