■待っていたのだ 「ポール・エリュアール詩集」
2016/05/19
「われわれは待っていたのだ おたがいの姿をみるために いつまでも
なぜなら われわれはたずさえていたのだから 愛を 愛のわかさと
そして愛の理由を
愛の知恵と
そして不死とを」
(「戦う七つの恋愛詩篇」より)
ロマンティックが好きなのに、それから遠く離れているように感じて、久しぶりに詩集を開いた。
現実を見れば、絶望のどん底に落ちてしまいそうでも、それでもやはり信じたいものを、エリュアールの詩に見出して、エリュアールだいすき、とつぶやく夏の夕刻。