玉前神社の注連縄飾り

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ここ5年ほど神社用の注連縄と飾りを製作しています。秋祭りと正月のために年2回、隣町の大きな神社からの依頼です。一宮町“玉前(たまさき)”神社といいます。その周囲の神社や東浪見海岸の大鳥居も含めた大量の注連縄と飾りを作ります。

我が部落の師匠が古代米を育てるところから手がけ、刈り取り……乾燥を経て、注連縄飾りの材料となります。ワラ束をみんなでより合わせて製作します。長さ10m以上の大物もあります。力のいる大仕事です。

注連縄作りをしていると、柔軟で丈夫という稲の特徴がよく理解できます。縄だけでなく笠や蓑、俵や座布団、ムシロやコモなどなど、かつての日本の生活には稲藁が様々に活用されていたことに、改めて気付かされます。ただ古いだけの過去の文化として忘れ去られてしまうのは残念すぎる! そんな想いで毎回この作業に参加しています。

今回は新たな形式の飾りを製作。まもなく改築が終わる玉前神社本殿の遷宮式に使われる特別な飾りです。伊勢神宮なら20年ごとに開催されてますが、こっちは滅多にないので、いっそう気持ちが入ります。古い写真を基に作り方を推測して再現していきます。伝統の飾りとして後々受け継がれていくモノを手がけられる、これは頼んでもなかなかできる事じゃありません。いろんな意味で面白い事業です。

玉前神社の遷宮式は2017年4月28日に予定されています。興味のある方はぜひご覧ください!

by Tomo

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↑なんと!根っこつきの稲藁を使用した遷宮式用の特別な飾り。

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↑熟練の技で大縄をなう。歳神様や産土神社の飾りもみんなこの師匠に習った。