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強豪、名門、伝統校の監督は大変だ。
OBの目、地域の目、父母の目、学校からの目。
ここで、秀岳館の監督が勇退するそうだが、秀岳館のように新興で、しかも
この監督が率いていた中学のチームの選手を
一緒にそのまま高校へ上げ、一代で強くしたのなら、強気でもいられるだろうが、
大変なのは次の人。
特に伝統がある高校は、それを汚してはいけないのでプレッシャーがかかる。
プロ野球選手を多く輩出し、その高校出身でなく、外部から来た監督のプレッシャーは、
最も重いものとなる。
OB、地域、父母、学校と、それぞれ協力するとは言え、勝敗の責任は監督にあり、
監督の方針が気に入らなくても周りはそれを最も尊重しなければいけない。
それで負けたら解任とか更迭となる。
一方で、高校生の成長を間近に見られ、
将来の日本の人材を育てるという、とてもやりがいのある仕事でもある。
しかも高校スポーツは一発勝負。いろいろなドラマがある。
喜びも悲しみも挫折も一生のうちにこんなに凝縮された瞬間はない。
負けて泣き崩れ、立ち上がれないなど
人生のうちで肉親を亡くした時でもここまでならないだろうというくらいのものだ。
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