アフィリエイト・個人事業・法人設立に知っておきたい税金と経費の基礎知識!

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税理士事務所に聞きたいことが多くても、案外聞きたいときに聞けなかったりします。

アフィリエイトは個人事業レベルでも行っている方がいますが、収入が増えていくと税金や経費などの面で法人設立も視野に入れていきたいところです。今回は、税理士事務所にタイミングよく聞けないかもしてない、アフィリエイトをはじめ、個人事業から法人設立までの基礎知識をご紹介いたします。

アフィリエイト・個人事業・法人設立に知っておきたい税金と経費の基礎知識!

個人事業を始めていても、法人を設立していても「いまさら聞けない」と思ってしまうのが基礎知識です。

そもそも、経費とはなにかを周りに聞くと驚くほど答えはバラバラです。都市伝説のように、ここまでは税務調査でも通ったと話す経営者は多いのです。

経営者の間でよく話題になる経費についてしっかり理解していきましょう!

経費は経営上の観点と税金上の観点の二つの見方があります。経営上の見方での経費は会社の売上や収益とのバランスというものも重要になります。売上もないのに経費ばかり使っていては会社が潰れてしまいます。

まずは、経費と税金の関係をみてみましょう!

そもそも経費とは何か?

飲食店にいくと、前の人が「領収書ください」といって会社名で領収書をもらっている光景を目にします。

そんな時に聞こえてくるのは、「大丈夫、経費で落とすから」という会話です。

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仕事の人だけでなく、お子様を連れた家族連れまでもらっていることもよくあることです。個人事業を始めて間もない方や法人を設立して間もない方は混乱してしまいます。

「あれ?家族で食事していても、領収書をもらえばいいのかな?」と思ってしまうかもしれません。

しっかり、経費というものを理解していないと後で痛い目にあいます。

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経費とは、会社を経営していくうえで必要になる費用です。

例えば、売るためには商品を仕入れなければいけません。

店舗を維持するためには家賃を支払わないといけません。こういった、会社を経営していくための費用の支払いを経費といいます。会社に関係のない支払いは経費にならないということになるので注意しましょう!

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領収書をもらう意味~経費で落とすとはどういうこと??~

お金を払っても経費になる支払いとならない支払いがある!

経費になる支払いとは、お給料や家賃などの支払いは、経費です。これは、会社を維持していくために必要な費用だからです。「経費で落とす」は、会社の経理をするときに経費として処理することをいいます。

では、経費にならない支払いは何かもみてみましょう。

ポイント 支払いでも経費にならないものに注意しましょう!

その1 負債(借入・クレジットなど)の返済・支払いは経費にならない

例えば、借入金の支払いやクレジットなどの支払いです。

これは、費用ではなくて、負債というものです。

借りたお金で経費になるものを買っていれば、その時点で経費として処理をしています。さらに、借りたお金を返したときに経費として処理してしまったら2重で経費を計上していることになってしまいます。

クレジットの支払いも同じです。経費をクレジットで支払ったときに経費として処理しているので、クレジットの引落のときに経費処理すると2重経費になってしまいます。

その2 固定資産として経理すべきものも経費にならない

税法では原則として10万円以上のパソコン・車などは数年間にわたって経費処理する必要があります。

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これを減価償却といいます。

買ったときに、購入金額を一気に経費にすることができないので、支払い額をいきなり全額経費にすることはできません。

経費になると税金が安くなる?

税金は売上などの収益から経費を引いた利益が大きいと税金が大きくなるようにできています。

(売上などの収益-費用・損失)×税率=税金

つまり、お金を払っても経費にならない場合と、経費になる場合では税額が変わってきます。

例1)経費を400万円支払った場合

売上   800万円

経費   400万円

差引利益 400万円

税金 400万円×20%=80万円

(税率を20%と仮定)

手元現金 800万円(売上)-400万円(経費)-80万円(税金)=320万円

例2)経費を300万円・経費にならない支払いを100万円した場合

売上   800万円

経費   300万円

差引利益 500万円

税金 500万円×20%=100万円

手元現金 800万円(売上)-300万円(経費)-100万円(税金)-100万円(経費外)=300万円

今回のケースでは、経費が多いと税金が20万円も違います。

手元のお金も20万円少なくなっています。

経費で落ちる場合と経費で落ちない場合では、税率の分だけお金が余計に出ていくのです。

なんでもかんでも経費に入れると痛い目にあう!

経費になると税金が安くなる。簡単に言うと節税になるということは理解いただけたと思います。

しかし、なんでもかんでも経費に入れると後日痛い目にあいます。

ここでの経費のポイントは経営上の話と税務の両方があります。

よくある勘違いポイント

確定申告時に税務署で申告書を作成しているから、税務署に認めてもらっていると勘違いすることがありますのでご注意を!

アフィリエイト・個人事業・法人設立に知っておきたい税金と経費の基礎知識!のまとめ

経費は会社に事業にかかる費用なので、なんでもかんでも経費に入れると後々痛い目をみるかもしれません。経費や税金のことは個人では限界がありますので、心配な方は税理士さんに相談してみまましょう。

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