ピアノは先を読む力を育みます

vol.1341

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。

おはようございます！

ピアノが脳に良いと言われて久しいですが、
そのいい理由のひとつに「楽譜の先」を
読むというのがあるんです。

ご存知でしたか？

●楽譜

楽譜って、最初の譜読み段階では
音を出すタイミングの音符を
読んでいますが、

実際に演奏をするときには
いま音を出しているより
先の音符を目で追っているんです。

いま出している音符を見ていては
次の音符に対応できないですからね。

かなり難しいことを
知らず知らずのうちにやっているんです。

この、手と目の動きの違いを
制御するのが脳。

言ってみれば違う２つの動きを
同時に処理するわけですから
高度な働きをしているんですよね。

脳ってすごい。

だからピアノは脳に良いって
言われているんです。

●先を読む

いま目の前で起こっていることに
対応するというのは
誰でもできることなのですが、

楽譜を読みながら演奏をする、
というように

先のことを考えながら行動をする
というのは
実はかなり高度なことです。

でも、それをしないといけない局面って
たくさんあるように思います。

たとえば今は緊急事態宣言が
出ている状況です。

明日や明後日にどんな事になっているのか
さっぱりわからない状況です。

でも、だからといって
考えることをしないというのは、

目の前の音符しか見ずに
演奏するのと一緒です。

それでいいときはいいですが、
きっとどこかでその演奏は
止まってしまうことでしょう。

先を読みながら動くって
高度だけど重要なことなんですよね。

●自然と身につく

ヤマハ音楽教室には
子供の社会性を育むという目的もあります。

レッスンで他の人と関わり合う、
アンサンブルで他の人とあわせる。

こういったことを通じて
成長していくわけです。

音楽って毎日の生活の中において
なくてはならないものではありません。

けれども音楽を通じて
自然と身につくことって
実はたくさんあるんです。

そういう側面から音楽を見ると、
音楽の素晴らしさを
もっと分かっていただけるかなぁ
と思うんです。

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