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2017-09-06

武田薬品工業がCART-T療法に参入

先日、米国ではノバルティスのCART-T療法が血液のがんに対して承認されました。そして、国内では武田薬品工業がCART-T療法に参入することになりました。

免疫細胞の遺伝子を改変し、がんを攻撃
国内製薬メーカー最大手の武田薬品工業は、山口大学発のベンチャー「ノイルイミューン・バイオテック」に対して提携・出資を行い、CART-T(キメラ抗原受容体T細胞)療法の分野に参入することになりました。CART-T療法とは、免疫細胞の一種であるT細胞を患者から採取し、遺伝子を改変して、がん細胞に対する攻撃性を高めた上で、体内に戻すという治療です。T細胞は、免疫細胞の中でも数は多いのですが、自然な状態では自らのタイプに適合するがん細胞しか攻撃しません。

固形がんの治療にも効果が期待されている
先日、米国ではノバルティスが開発したCART-T療法のキムリアが、血液のがんに対して承認されました。ノイルイミューン・バイオテックが手がけているCART-T療法は、山口大学の玉田耕治教授が開発した技術で、サイトカインなどの免疫を刺激する物質を産生させ、固形がんの治療に対しても効果が期待されています。今回の提携・出資で実用化に向けて大きく前進したといえます。

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