脳内出血による半身不随・奇跡の回復法【みんなの家庭の医学 8月16日】ニューロ・リハビリテーション・影近謙治
2016年8月16日たけしの健康エンターテインメントみんなの家庭の医学で
名医も認める奇跡の「脳内出血による半身不随」回復法が紹介されました
影近謙治先生
金沢医科大学病院 リハビリテーション医学科教授
リハビリ最新理論に精通し様々な障害を持つ患者を
回復させる名医
脳内出血
脳内出血は脳の血管から出血が周りの組織を圧迫することで
意識障害や運動麻痺などの症状が現れる
最悪の場合、死に至ることもある
命を取り留めても、多くの患者に麻痺などの後遺症が残る
と言われている
脳内出血による半身不随を回復した男性
この男性は、右脳に出血を起こし、溢れ出た血液が
脳の神経組織を圧迫
左半身が動かない半身不随の状態になってしまった
ところが、わずか2か月で劇的回復に!
今では普通に歩けるまで回復
まったく動かなかった左手も自由自在に動かせるようになった
奇跡の回復法:脳のリハビリ
「自分の手足には問題はなく、脳が故障して指示がうまく
出せないだけ」
脳を訓練して脳が治れば、手足がまた動くようになるかも
しれないと考えた
赤ちゃんは何度失敗しても繰り返すことで立って歩く方法を
脳が学習する
今の自分の脳も赤ちゃんと同じ真っ白な状態
ならば繰り返しイメージしながら動かそうとすることで、
脳が学習していくに違いないと考えた
病院で定められた通常のリハビリに励みながら…
動かない左手親指に意識を集中し「動け」と食事の時以外は
ひたすら念じ続けた
⇒親指が動くイメージを脳に思い浮かべる
やがて授かる初孫を自分で抱きたいという気持ちがやる気を
突き動かしていた
正常な右手を左手の下に添えることで、わずかな動きを
右手で感じられるようにした
ずっと念じ続けた4日目の朝、かすかな親指の動きを感じる
ことに成功し、そこからはとんとん拍子に、親指から人差し指
中指、すべての指で実践し、手から腕、足へと脳のリハビリを
続けみるみる回復していった
※病院のリハビリも併行
わずか2か月で退院を果たした
さらにわずか1か月で建築現場に復帰した
ニューロ・リハビリテーション
従来のリハビリの多くは関節や筋肉の機能を改善させながら
脳の神経を刺激し回復を促すもの
ニューロ・リハビリテーションとは、脳の神経に働きかける
リハビリ法のこと
ニューロとは神経のこと
ニューロ・リハビリテーションは手足を動かす際にその動き
に意識を集中させることでより多くの脳神経への刺激を増やし
早い回復を目指す
脳内出血などで損傷した神経回路とは別の新しい神経回路が
生まれやすくなり、より効果的に失われた機能を回復できる
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