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菓子職人(第12話)挫折
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菓子職人(第12話)挫折

挫折と失敗?昔読んだ本の中の記憶に、「失敗は本人の心の中にある」と、思い出します。

職場では、モノを運んではひっくり返す、壊す、腰を痛める、毎日一袋25㎏の粉と30㎏のグラニュー糖を身の丈ふた山分運び続けていれば、そうゆうこともあるでしょうが、それでもへこたれないでやって、更に仕込みのミス。

度重なる、間違いの連続。それでも、本人がそれと思っていなければ、挫折はしないのだけれど、致命的なのは、他人に自分の思いや気持ち、イメージを伝えることが苦手。

それで何で、粉と卵を自在に操れるだろう?ただ、やみくもにやっていればできると信じていたから。

当時を振り返ると、師匠は、物は何年もやっていれば作れるようになる、他人を気遣うことは、意識しないとできない・・・・と。

何の事言っていやがる、いくらやってもできないじゃないか?なんでもいいから作れるようになりたい。

こんな料簡が、少しづつ変わってきたのは、相当な年が経ってから、もしかして、未だに分かってないな、といわれているかもしれない。

毎日が、そこにたどり着く旅なのかもしれない。

毎日がそこに少しづつ近づけるように努力しなきゃ・・・ですね。

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