別れた彼氏や付き合っていない人に自宅や職場などにで待ち伏せをされたり、つきまといをされたり、非通知着信や何度も無言電話をされた経験はありませんか？
そもそも「ストーカー」自体がテレビやニュースで流れていても自分には関係のないものだと思っていませんか？
相手の必要以上のつきまといや嫌がらせが”恐怖”と感じるレベルになってきたらストーカー 対策が必要だと思います。
私の場合、付き合っていた人と別れぽっかり空いた心の穴を埋めるため地元のショットバー（酒場）に入り浸るようになった事が事の発端でした。
そもそも”あの人とは遊ばないほうがいいよ、付き合いを持たないほうがいいよ”と周囲に言われていたにも関わらず、心の寂しさやり場のない気持ちをお酒やその場所で紛らわせたり、ご馳走してもらったり、付き合う気もないのに自分に都合良く遊んでもらっていたのです。
当時、周りの忠告を聞かずに友達以上恋人未満として一緒に飲みに行ったり遊びに行ったりしていたのですが、いざ私が距離を置こうとした瞬間からその人は豹変し「ストーカー男」に変わってしまいます。
最後は普通の生活が出来ないほど心身共に追い込まれ、保護司をしていた恩師や警察に相談にいく状態になり家族親族を巻き込んでの大問題になりました。
私の甘い考えや自分の都合だけを考えた誠意なき言動全てが、何倍もの「自分に都合のよくないもの」として返ってきてしまったのです。
（私の体験したストーカー男のいやがらせや、ストーカー被害）
・バイト先や自宅前で待ち伏せされる。
・自宅やバイト先にまで無言電話がかかってくる。
・つきまとい（尾行）をされる。
・お稽古やバイトに行くことを妨害される。
・共通の知人に、あることない事を吹聴される。
・プライベートなことを書いたものをばら撒くと脅される。
・自宅に何通も気持ち悪い手紙が投函される。
・自宅にぬいぐるみや物が投げ込まれる。
・車に落書きされたり、自転車の座席カバーを破るなどイタズラをされる。
・自宅前でクラクションを鳴らされたり大声を出される。
・監禁される。etc…
監禁され、「ボクを殺してくれ」と泣きながらナイフを掴まされたときは「殺されるかもしれない」と感じました。
放心状態になって何も話せず、動けず、ただただ涙だけが流れ・・・その後どうやって言い逃れたのか、自宅に帰ったのか殆ど記憶にありません。
つきまといをされて「誰か助けて」と周りの人に助けてもらったり、交番にかけこんだ日もあります。
少しの外出でも周囲を常にチェックしビクビクして過ごし、夜バイトの帰り道に電信柱の影から何か動くものが見えて（実際にはただのゴミ袋が風で流されてきただけ）恐怖で叫んでしまうほど精神的に追い込まれていました。
またこの頃から極度の緊張とストレスで自律神経のバランスを崩してしまい、吐き気を伴うめまいに襲われるようになります。
私以外への嫌がらせで家族も不安にさらされました。
一緒に住む祖父はストーカー男が乗り込んで来ないか無いか常に按じ、布団横に常に木刀を置いていましたし、姉も母も常に周囲を確認してから外出していたと思います。
ストーカー男は、相手の気持ちは関係なく「自分のこと」しか考えられない人でした。「じゃあ、ボクの気持ちはどうなるんですか？」「ボクをこんな気持ちにさせたのは、君でしょう？」と、全て相手の責任になるのです。
”話が通じない”ことに、恐怖を感じました。
結局、そのストーカー男は別の事件で逮捕されることになり、住んでいた場所からも引越しを余儀なくされ、姿を消すことになるのですが・・・
なぜ「ストーカー被害」についてブログに書こうと思ったか。
私が体験した「ストーカー被害」は、近しい間柄だった人と別れるときに起こったものです。
世の中でニュースになっているストーカー相談やストーカー殺人事件の多くは、殆どが元彼・元旦那とのトラブルで、間柄の深さに比例して支配欲や執着も深くなるのだと思います。
私の義弟は、別れた彼女に実家前で待ち伏せをされ、ナイフで襲われました。
転勤で関東から関西に戻ってきた義弟。彼女からはそれまで”無言電話・別れたくないメール”が勿論あったそうですが、無視していたそうです。 彼女は実家住所を探りあて新幹線にのってかけつけ、何時間も待ち伏せしていたというのですからその執着・執念は凄まじいものです。
なんとか事なきを得て警察沙汰にすることもなく、彼女を説得したそうですが、、、
完全に離れるのに本当に長い時間が必要だったようです。
ストーカーは男だけに限らず、ストーカー女も存在します。
彼氏と別れたい、彼女と別れたいという時にどうすればよかったのか。
最初からこのような事態になることを防げなかったのか？？
私の場合は自身の心の闇が原因で引き寄せたことですので自暴自棄になる前に出来たこと、心の切り替え方もあったはずです。
当時の自分にタイムトラベルできたなら・・・
こういってあげたい、こうアドバイスしたい、未然に防ぎたいということがたくさんあります。
ストーカー被害に合う前に出来た事、実際にストーカー被害にあっている時に対応したこと。相談した場所や心構え、決意など、私が経験した出来事や内容について、少しでも同じような境遇にいらっしゃる方や兆候を感じている方に、今の状況から抜け出す役に立てればよいなと思い、発信して行こうと思います。
そもそもストーカーの定義は何？という方に。
ストーカー規制法：警視庁公式サイトより転載
ストーカー規制の目的（法第１条）
ストーカー行為等処罰する等ストーカー行為について必要な規制を行うとともに、その相手方に対する援助の措置等を定めることにより、個人の身体、自由及び名誉に対する危害の発生を防止し、あわせて国民の生活の安全と平穏に資することを目的としています。◆ストーカー規制法とは
以下に示す「つきまとい等」を繰り返すストーカー行為者に警告を与えたり、悪質な場合逮捕することで被害を受けている方を守る法律です。
この法律による規制の対象となるのは
「つきまとい等」
「ストーカー行為」
の二つです。1.「つきまとい等」とは
この法律では、特定の者に対する恋愛感情その他の好意感情又はそれが満たされなかったことに対する怨恨の感情を充足する目的で、その特定の者又はその家族などに対して行う以下の8つの行為を「つきまとい等」と規定し、規制しています。ア つきまとい・待ち伏せ・押しかけ
イ 監視していると告げる行為
ウ 面会や交際の要求
エ 乱暴な言動
オ 無言電話、連続した電話・ファクシミリ・電子メール
カ 汚物などの送付
キ 名誉を傷つける
ク 性的しゅう恥心の侵害2.「ストーカー行為」とは
同一の者に対し「つきまとい等」を繰り返して行うことを「ストーカー行為」と規定して、罰則を設けています。
但し「つきまとい等」のア～工までの行為については、身体の安全、住居等の平穏若しくは名誉が害され、又は行動の自由が著しく害される不安を覚えさせるような方法により行われた場合に限ります。◆現 況
警察署では、あなたを守ることを最優先に考えて相談体制を整えています。つきまとい等を受けたら、すぐに最寄りの警察署にご相談ください。
あなたの申出に応じて、「つきまとい等」を繰り返している相手方に警察署長等から「ストーカー行為をやめなさい」と警告することができます。
また、警告に従わず、更に相手方がつきまとい等をした場合は、東京都公安委員会が「その行為はやめなさい」と禁止命令を行うことができます。
禁止命令に違反して「ストーカー行為」をすると、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金が科されます。
あなたが「ストーカー行為」の被害にあっている場合は、警告の申出以外に、あなたが相手を告訴して、処罰を求めることができます。
この罰則は、6月以下の懲役又は50万円以下の罰金です。これらの他にも警察は、あなたからの申出により、ストーカー被害を防止するための教示や防犯ブザーの貸出しも行っております。
※ 警告実施後、ほとんどの者がその後の行為をやめていますが警告後の行為者の動向については、定期的に被害者等との連絡を行うことにより、適切な対応に努めることとしています。ストーカー規制法：警視庁公式サイトには更に詳しい情報が掲載されています。
今日もあなたが わははん♪と笑顔で過ごせる一日になりますように・・・！
