『耳をすませば』のジャパンプレミアイベントが9月28日(水)に都内で行われ、清野菜名、松坂桃李、内田理央、安原琉那、中川翼、荒木飛羽、住友沙来、平川雄一朗監督が登壇した。

1989年、柊あおいが少女コミック誌『りぼん』(集英社)で発表された青春恋愛漫画『耳をすませば』。読書が大好きな中学生の女の子・月島雫が、夢に向かって生きる男の子・天沢聖司に想いを寄せていく健気な姿が共感を呼び、1995年にスタジオジブリがアニメ映画化した。そんな人気漫画原作を元に、新たな実写映画が誕生した。漫画・アニメ映画で描かれた中学生の物語はもちろん、完全オリジナルストーリーの10年後の物語が加わり二重構造で描かれる本作。大人になった月島雫を清野菜名が、天沢聖司を松坂桃李がW主演で演じ、平川雄一朗がメガホンをとる。

イベントに登壇したのは10年後の月島雫を演じた清野菜名、天沢聖司を演じた松坂桃李、原田夕子を演じた内田理央、そして中学時代のメインキャストを演じた安原琉那(月島雫役)、中川翼(天沢聖司役)、荒木飛羽(杉村竜也役)、住友沙来(原田夕子役)、そして本作のメガホンをとった平川雄一朗監督。

コロナ禍で撮影が中断されたこともあり、撮影が終わったのは今年に入ってからだという本作。清野は「ホッとしています。2年半経って、ようやく観ていただける日を迎えられて、スタッフのみなさんとファンのみなさんに感謝の気持ちでいっぱいです」と感慨深げに挨拶した。松坂もその長期にわたる撮影に「大河で言ったら2本分です(笑」とコメントし、笑いを誘った。

撮影中断期間にはほかの作品を撮っていたこともあったという清野だが「雫ちゃんが頭のどこかにいる2年半。5月のクランクアップの撮影に行った時に、現場に各部署が2年半前と同じみなさんが集まってくださっていて、それにすごく感動しました」と振り返った。

アニメ映画『耳をすませば』が好きだという松坂は「プレッシャーに押しつぶされそうで。ただ10年後という設定のお話を聞いたときに、雫と聖司の10年後を観れるんだという興味のほうが大きくて。後押ししてくれる原動力になりました」と明かした。また、「もう少し幅を広げた10年後が台本に書かれていた。そこを自分の中で表現できるように。“プロになるよ”と雫と約束してから、プロの壁にぶち当たり、思い悩む聖司くんの気持ちの不安や葛藤みたいな揺れ動く気持ちを大事にすることで、天沢聖司の新たな一面を表現できると思った」と役作りを振り返った。一方で夕子役の内田は、山田裕貴と清野と3人で楽しい撮影だったと笑顔を見せた。

中学生時代の雫を演じた安原は「雫は感情が豊かな子だったので、私も常に心を弾ませて演じることで雫になれたと思います」と役作りを振り返った。中川は「リハーサルが大変で。チェロも練習があったので全然松坂さんにはかなわず」と笑いつつ、撮影では松坂が演じる仕草をまねたことで、同じ役の違う年代を演じることを意識していたといい、これにはスタッフからも「今、松坂桃李に見えたよ!」と言われたという。

本作では日本とイタリアが舞台となっていることから、イベントの終盤では日本・イタリア両国親善の印として、清野からイタリア文化会館のシルヴァーナ・デマイオ館長にバロンが贈呈された。

最後に松坂は「いよいよ『耳をすませば』をお届けできることをうれしく思います。期待していただいていいです。それくらい自信のある作品になっています」、清野は「2年半の思いがギュっと詰まった作品です。原作をリスペクトした青春シーンも散りばめられていますのでキュンキュンしながら楽しんでください」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

『耳をすませば』は2022年10月14日(金)より公開!
監督・脚本:平川雄一朗
出演:清野菜名、松坂桃李/山田裕貴、内田理央/安原琉那、中川翼、荒木飛羽、住友沙来、音尾琢真、松本まりか、中田圭祐、小林隆、森口瑤子/田中圭、近藤正臣
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント/松竹
©柊あおい/集英社 ©2022『耳をすませば』製作委員会