電磁波をあびることは、、稲妻にあたったと同じ? 体への影響と対処法。

ここ、タイのバンコクは、
ただ今、ソンクランのシーズン。

しかも本日、32度という蒸暑さで、、
ちょっと外を歩くだけでへばる感じです。

ところでソンクランというのは、タイ暦の旧正月で水掛まつりとも呼ばれて
いるもので、毎年このシーズンは、水鉄砲を持ったキッズがうろうろしてたり、
水をかけあって喜ぶ?みたいな感じの雰囲気が町中に漂っています。

なので、水をかけられたくない人は外出はできるだけひかえ、、
家でひっそりと過ごすのがなにかと得策な期間なのです。

ちょうどいいので、そんな「やや引きこもりがベターな時間」をうまく活用し、
ネットで調べものをしたりといったことに向いているので、

自然にコンピュータの前に座る時間が長くなりそうな予感がする今週ですが。

実は先月、なんとなく生活モードが変わり、
気分転換に部屋のちょっとした模様替えをしてみました。

といっても、たんにベッドのすぐ脇のデスクにいつも置いているPCを、
ベッドから離れた別のテーブルに移してみただけだったりするのですが、

驚くことに、たったこれだけで、、、

眠りが以前よりも明らかに心地よく感じるようになり、

知らず知らずのうちにうけている電磁波からの影響を、改めて実感することに。

これまでは、ベッドとPCの距離は1メートルぐらいで、
今は3メートルぐらい離れたところに置くようにしました。

そして電源を切った後は、必ずコンセントまで抜いてから眠るようにしてみた
のです。

こんなちょっとしたことが、眠りの空間にかなり違いが出ています。

そもそも私自身、電磁波アレルギーみたいなところが昔から多少あり、
ビルの中の、あまり空気が動かないような、酸素の密度が低く閉鎖感のある場所
に長い時間いると、とにかく消耗します。そして気分がカスカスと乾いてきたり
するのですが、

改めて、電磁波というものが体に与え得る影響というものに興味がわき、調査を
開始すると。

・・なかなか面白いことがわかりました。

というわけで今回は、電磁波にまつわるお話です。
***

現在、世界的に有名なアーユルヴェーダのドクターのひとり、R.K.ミシュラ医師によれば、

現代、私たちが知っている電磁気汚染が存在するはるか前に、
すでにアーユルヴェーダの教典の中で、似たような議論がされていたというのです。

彼によれば、1991年10月、ロンドンにて、地元の医者と一緒に患者を診ていたとこ
ろ、脈拍診察をしている中で、患者のほとんどすべての脈のリズムが、ある一定の
特徴を描きながら乱れている様を観察し、

当時、まだ生きていた、彼の父親(※インドでは、家系全体が同じ職業をつぐのが
特徴で、このドクターもまた、医者の家系に生まれたゆえにドクターであり、その
父親もドクターというわけです)

に電話をして、患者たちの脈拍読み取りをする中で、観察したことを伝えます。

すると、その父親はこうこたえ、彼を驚かせました。
「その脈拍の特徴は、なにも新しいものではなく、昔からあったものだよ」

彼の父親は近代のずっと以前に、すでに同様の問題を抱えていた患者たちを治療し
ていたのです。

そして、このロンドンの脈拍診察で患者たちから観察した独特の脈拍リズムは、
近代以前、電気がない村において、住居が雷に襲われたり、あるいはそこに住んで
いた人自身が稲妻を浴びたりしたときの脈拍リズムに似ていたとのことです。

つまり、雷による電気の過負荷は、電磁場(EMF)や電磁波放射線(EMR)に過度にさらされたときの状態と類似していたということです。

ドクターはさらに類似点を確認し、現在私たちが日頃からあびている電磁波が
過負荷になると、脈の中に雷を浴びたときと似た問題を引き起こす可能性がある
ことをのべています。

そして、彼の父からうけた、治療のための指示は、ロンドンの患者たちに、
稲妻で襲われた人たちを治療するときに使用した同じ方法で、対処してみること
でした。

そしてドクターは、脈の中に確認できる振動的な汚染、あるいは毒性が関与した
妨害が、体の経路を通じて生理を崩壊させ、体のツボ(マルマポイント)を邪魔
することに気づきます。

ツボは、生命力の流れを誘発するポイントです。

電磁場、そして電磁波放射線は、アーユルヴェーダでいうところの火要素の質
があり、空気要素が優勢とされています。

それが、体の中にある、液状ベースでバランスをとり安定化させる要素(ソーマ)
を邪魔し、バランスを崩壊させるとのべています。

★電磁場(EMF)と電磁放射(EMR)

なんだかちょっと話が難しくなってきましたが。

ドクターによれば、低周波の電磁波は、電磁場で、高い周波数のものは、電磁
放射をさします。

電源を切った家電でも、コンセントにつながれている状態であれば、電場が生み出
されます。電子がワイヤを流れれば、そこには磁場が発生します。

世界保健機関WHOは、体は60ヘルツ以上の磁場にさらされた場合、重大な生物学的影響があると述べていて、なんと現代の私たちは、普段の生活の中で、定期的に60ヘルツ以上の磁場に普通にさらされているとのことです。

これため、特定の体のツボに関連する器官や組織は、影響を受けています。

★電磁場と公衆衛生

ドクターによれば、プラーナとは、私たちの身体的、精神的、感情的、霊的な健康
のあらゆる側面をサポートする、微妙な振動エネルギーのことで、

このプラーナは次の三つの成分から構成されています。

ソーマ(栄養、冷却する知性)
アグニ(熱、変容の知性)
マルト(動き、決定をきめる知性)。

★生命とは、体の中のプラーナの流れ

プラーナを理解するための最も簡単な方法は、電気と比べてみることです。

例えば、電球を点灯させるためには、三つの構成要素

正の電流、
負の電流、
この二つの間の接続または流れ。

この三つの構成要素が必要です。

この三つがそろわなければ、電球は光りません。

そして、体と電池を比較すると、

ソーマは陰性の流れ、アグニは陽性の流れ、そしてマルトは、この二つの間
の流れにあたります。

あるいは、

ソーマ=育てるエネルギー
アグニ=変容エネルギー
マルト=循環エネルギー

と考えてもいいでしょう。

私たちが呼吸する空気、飲む水、摂取する食べ物を通じて、プラーナは体の
中に流れ込み、また、プラーナの形態をした自然のエネルギーもまた、
私たちの鼻、目、耳、口、肌の毛穴を通じて、絶え間なく体の中に入り込んで
います。

このプラーナのアンバランス状態、あるいは電磁界にさらされたゆえの過負荷
が、解消されることなくそのまま放置された場合、関連する器官や組織に、
慢性的な症状を引き起こす可能性があるとのことです。

★電磁場、電磁放射にあたりすぎると起こりうる症状例

*身体的な理由が不明の、朝の疲労感
*心と体の不調和
*肉体的あるいは感情的な理由が特にない、顔の艶や目の輝きの欠如。
*悲しみが続く、ばらばらになる感覚、あらゆるものに対する否定的な感情
*特に理由のわからない食欲のバラつきと不規則な便通
*異常なげっぷ
*手、足、または体のどこかのチクチク感
*明確な理由のない鋭い痛み、睡眠障害、性的欲求の欠如

★電磁場、電磁放射にあたりすぎたら
~役立つこと~

私たちが日常的に使用している電磁デバイスの数々。
それらによって引き起こされる害を認識しつつも、生活を促進し、効率を
高めるこれらのデバイスに頼って生活せざるをえない、現代の私たち。

さて、そんな中。
体の過充電状態を流すことのできる方法、役立つものはないものでしょうか…。

大丈夫です。ちゃーんとあります。

そのいくつかは、次の通りです。

■セルフ・マルママッサージ:

このマッサージは、体の経路とツボ(マルマ)を開くことで、器官と組織にプラ
ーナを流す効果があるため、有効です。

⇒その際は、このツボを念入りに。

これらのツボをおしながら、下向きにマッサージすると効果的です。

また、ブラーミ、バタフライピー、トゥルシ(ホリーバジル)、ローズの入った
ハーブオイルでのセルフマッサージは、体の経路を健康的に保つ効果があるので
すすめられています。

おすすめ: ブラーミオイル バタフライピーオイル トゥルシオイル

マッサージ後は、20分間横になり、ゆっくり体を休ませましょう。

■自然にふれる:

寝室やオフィスには、できるだけ植物を置きましょう。
また、満月の前後に、月明かりの下を歩くと効果的といわれています。

レジャーやホリデーの日には、湖や川といった水の近くを歩いたり、大きな木の下
で時間を過ごしたり、砂浜や地面に横たわると、強力な癒しになりえます。

■自宅でやれること:

寝る前は、Wi-FiをOFFにしましょう。
また、電子レンジは極力排除です。
ベッドの頭付近のデジタル時計は、眠りを妨げるので、遠い場所におくのがベターです。また、個人的におすすめなのは、バスソルト入りのお風呂にゆったりと体を浸すこと。温度設定は、ややぬるめがベターです。 おすすめバスソルト

シャワーだけで手短にすますのは、体にたまった超過電気が効率的に流れてくれないので、あまりおすすめしません。(シャワーヘッドがある程度大きく、水圧が強いシャワーの場合は◎。)

…濃厚電磁波ワールドを生きている、現代の私たち。
日常的な、心と体のこまめなケアが、健康キープの鍵といえそうです。

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