5月7日の「アウト×デラックス」にて、とてつもない爆弾が投下されました。
「三宅健に次ぐジャニーズのアウト」と言われたA.B.C-Z塚田僚一くん(塚ちゃん)が出演し、アウト発言を連発したのです。
ジャニーズ好きのわたしが、一番応援しているA.B.C-Z。(詳しくはコチラ)
ついに、ついに……! ブレイクの時がやってきました!(こんな形で。笑)
ネットがざわついているワケ
何がそんなにアウトだったのか? ネットニュースになっているので、気になる方はコチラでご確認いただきたいのですが……。
マツコも迷わず“アウト認定”! ジャニーズの逸材、塚ちゃんとは?
A.B.C-Z塚田僚一、ジャニーズらしからぬ素顔に反響「憎めない」「面白すぎ」
番組中で紹介された塚ちゃんのアウト発言は、概ね以下の8つです。
1.ジャニーズなのにすぐ脱ぐ。(ボディビルダーみたいポージングして筋肉自慢して見せた。)
2.ジャニーズなのに人のモノを取っちゃう。(この世は弱肉強食が持論。自分のものも、お金以外は何でもOK)
3.ジャニーズなのにアイドルが好き。(でんぱ組inc.のコンサートに行って、仕事の打ち合わせに遅刻)
4.ジャニーズなのにモー娘。を完璧に踊れる。(ハロプロ大好き♡キレッキレ!)
5.ジャニーズなのに街をぶらぶらする。(CDショップで、ファンとおぼしき人達に自分から声をかける)
6.ジャニーズなのにお酒を飲むと性欲が上がる。(ムラムラしたら、アイドルのDVDを見て踊って発散! でも、ホントは……。笑)
7.ジャニーズなのに王子様になりたい。(筋肉ランキング、王子様ランキング、ともに2位。塚田調べ)
8.ジャニーズなのに筋肉ギャグがある。(上腕二頭筋アヒル&肩甲骨蝶々)
マツコさんが「ジャニーズは彼をどうしたいの?」「この人は……結構事務所に許されてんのね!」と言ってましたが……。塚ちゃんは、許されてるんです。(笑)
「ジャニーズだから」の枷
そもそも、ジャニーズアイドルは、何事においても「ジャニーズだから」という枷が科せられるのが宿命です。
例えば、女性関係のきわどい質問に対しては「ジャニーズなので(答えない)」「アイドルなので(答えない)」のがお約束です。
Kis-My-Ft2の北山宏光くんが、デビュー後すぐに出演したテレビ番組で、SMAPの中居くんに女性関係について突っ込まれ、当然答えられずに言葉を濁していたら「チェリーボーイ」とあだ名をつけられたこともありました。(当時、北山くんは25歳。チェリーボーイか否かを議論する年齢でもなかったはずなのですが。笑)
「ファンの夢を壊してはいけないから」と、年齢を重ねても、このお約束を頑なに守っている人もいますよね。(誰とは言いませんが……。笑)
ジャニーズだから特定の女性と恋愛しない
ジャニーズだからなかなか結婚できない
一昔前だったら、それでも良かったでしょう。しかし、日本の社会と同じく、高齢化が進む(笑)ジャニーズ、SMAPは平均年齢40代、嵐だってもう全員30代です。(愕然……。)
絵本やおままごとのような「夢」をずっと信じていられるほど、ファンだって子どもじゃないのです。
それでも世間の常識として、なぜか「ジャニーズだから」の枷は残ってしまっているのです。ある意味、子どもの頃から彼らを見ている側が勝手に抱いている「幻想」として。
でも、もういい加減、どこかで断ち切らないと。彼らもファンも辛くなるだけですよね。
今回の塚ちゃんが見せてくれた「アウト」っぷりは、この「ジャニーズだから」の枷を破ってくれました。
天然発言炸裂に、ファンは大喜び。
塚ちゃんの所属しているA.B.C-Zは、ジャニーズ随一のアクロバットを得意とするグループです。
長い下積み経験を経てデビュー3年目の彼ら、既に平均年齢は26.8歳です。さすがにキラキラしたアイドル性には少々乏しく、いかにも玄人好みで地味なことは否めません。彼らをテレビで見る機会は、なぜか芸人顔負けに体を張るロケ企画や体力企画ばかりです。
そんなA.B.C-Zの中でも、塚ちゃんはアスリート並の身体能力がウリです。子どもの頃は、体操でオリンピック選手を目指していたという経歴を武器に、バク転、バク宙は誰よりも高く綺麗に飛ぶことができます。去年のコンサートで見せてくれた連続バク転25回はジャニーズ新記録(!)です。
そして、ファンなら誰もが知っているのが、塚ちゃんの「天然」っぷり。
ひとつ間違えば「空気読めない」と言われてしまいそうな発言でさえ、天真爛漫で素直な彼から発せられれば、誰もが許してしまいます。
例えば、今年の正月に出演した「全日本仮装大賞」でも、並みいる芸人出場者の誰よりも、塚ちゃんは「直球ド天然発言」で笑いをとっていました。(A.B.C-Zが『仮装大賞』で活躍。ジャニーズが芸人チームより笑いを取る。)そして、先月出演した「ごきげんよう」でも、実は塚ちゃんのアウトっぷりはメンバーから暴露されていたのです。(人のものを取っちゃうとか、今回の結果とは若干異なる王子様ランキングとか。笑)
なので、今回「アウト×デラックス」で披露された塚ちゃんの発言の数々、えび担(=A.B.C-Zファン)にとっては、「聞いたことある」「見たことある」ネタがほとんどでした。(性欲の話はさすがにあんまり聞いたことないけど。笑)
だから、彼はとっておきの目新しいことを話したワケではありませんが、今まで小出しにしてきたネタをまとめて、一般視聴者向けのテレビで話したということに価値があります。そして、それは想像以上の破壊力があったワケです。
影響力を味方につける。
これまで過去に出演したいくつかの番組でも、塚ちゃんの「アウトっぷり」は垣間見えていたのですが、今回、これほどの反響を呼んだ理由は何なのでしょうか?
それは……。「アウト×デラックス」という番組が持つ影響力の大きさに尽きます。
今、大ブレイクを果たしている坂上忍さんを「発掘」したのも、故淡路恵子さんをゲームキャラとして見出したのも「アウト×デラックス」です。
塚ちゃんの場合も、マツコさんが「セーフだと思ってたの!?大幅にアウトだよ!」とバッサリ突っ込んだことで、評価が決定的になったと言えますね。
A.B.C-Zも、えび担も、何よりも望むのは、A.B.C-Zが「売れる」ことです。売れるために絶対的に必要なのは「知名度」です。
塚ちゃん的には、せっかく、当代随一の影響力を持つマツコさんに気に入られたのだから、大いにその影響力を活用してほしいです。(コレって、ジョイントベンチャーの成功法則に通じるものがありますね。)
塚ちゃん自身は「自分をアウトだとは思っていなかった」ようですが、評価とは、自分で決めるものではなく、常に周囲から与えられるものが正しいものです。
「自分ではセーフだと思っていた」という塚ちゃん的には、不本意かもしれませんが(笑)、ここは莞爾として受け入れて、まずは知名度を上げることに集中してほしいです。
ちなみに、今週の「アウト×デラックス」、なんと塚ちゃんはアウト軍団側で出演するそうです。そして、ジャニーズ3番目のアウトとして、A.B.C-Zメンバーの戸塚祥太くん(とっつー)が出演します。
「堺雅人+谷原章介÷2」と言われる美形ながら、静かな狂気を内に秘めている奇人変人っぷりから「奇行王子」と言われるとっつー。
とっつーの「アウトっぷり」、実は、今までほとんど白日のもとにさらされたことはありません。これはビッグチャンス!! 塚ちゃんに負けないくらいの大きな爪痕を残してくれることを期待せずにいられません。(笑)