厚生労働省から、平成26年度「過労死等の労災補償状況」が公表されています。
なお、精神障害の労災請求件数は1,456件、支給決定件数497件で、ともに過去最多を記録しています。
ポイントとしては、次のとおりです。

平成26年度「過労死等の労災補償状況」のポイント

1.脳・心臓疾患に関する事案の労災補償状況

①請求件数は764 件で、前年度比21 件の減となり、3年連続で減少しています。
②支給決定件数は277件(うち死亡121件)で、前年度比29件の減となり、2年連続で減少しています。

2.精神障害に関する事案の労災補償状況

①請求件数は1,456件で、前年度比47件の増となり、過去最多となっています。
②支給決定件数は497件(うち未遂を含む自殺99件)で、前年度比61件の増となり、こちらも過去最多となっています。
③出来事別の支給決定件数は、「悲惨な事故や災害の体験、目撃をした」が72件、「(ひどい)嫌がらせ、いじめ、又は暴行を受けた」が69件という順となっています。

●詳細は、厚生労働省HPを御参照ください。