「女性ホルモン」という言葉は、多くの方々が耳にしたことがあると思います。でも女性ホルモンがどんな役割をしているか？　減ってしまうとどうなるのか？　増えるとどんなメリットがあるか？　などは、以外と理解していない方も多いのではないでしょうか？

ホルモンバランスを整える

女性ホルモンを活性化し、状態を整えることによって、女性の身体には嬉しい効果がたくさん現れます！

女性ホルモンとは、脳にある「脳下垂体」という場所から分泌が促される、女性の身体を見た目・機能ともに女性らしく保つためのホルモンです。女性ホルモンは「エストロゲン（卵胞ホルモン）」と「プロゲステロン（黄体ホルモン）」という名の二種類があります。
エストロゲンは主に女性の美しさを作るホルモン。美肌や美髪、女性らしい丸みを帯びたバストやヒップを形作る機能があります。プロゲステロンは主に妊娠に関わる身体の働きを助けるホルモン。女性の身体とは、この二つのホルモンのバランスが保たれることで強く美しくいられるのです。

女性ホルモンが減少したり、バランスが崩れると、心と身体にさまざまな問題が現れます。

女性の身体は年齢と共に、女性ホルモンの分泌がどんどん少なくなっていきます。更年期障害は、加齢と共に多くの女性が経験するトラブルですが、これも女性ホルモンの減少から起きている症状なのです。
逆に言うと、女性ホルモンを活性化させれば、肌も髪も心も身体も上向きになれるのです。

では女性ホルモンを増やすにはどうすればいいのか？
実はそこまで特別なことをしなくてもいいのです。
ずばり、規則正しい生活を送ること。質のいい睡眠、バランスの取れた食事、そしてストレスをためない生活です。
とは言っても、忙しい毎日で全てをこなすには難しいは。
そこで、今日から始められるお手軽な「女性ホルモンを元気にする」生活習慣法を紹介します。

ひとつめは睡眠。
健康にいい睡眠時間は一日6～7時間と言われていますが、忙しい毎日でそこまで睡眠がとれない人は、短い中でも深く眠り、疲れをとる睡眠にしましょう。寝る二時間前からテレビ、スマートフォン、ゲームなど、交感神経を刺激する光は遠ざけ、キャンドルを灯したり、ベッドサイドのランプだけの優しい明かりに切り替えます。
アロマオイルを焚いたり、ストレッチをして血行を良くすることで身体はリラックスし、眠る準備に入ります。ヒーリング系の音楽を流すのも良いですし、スマートフォンで波の音や雨音などの「自然音」を流すリラクゼーションアプリで安らぐのもおすすめ。心地よい眠気がやってきたら、明かりを消しておやすみしましょう。

食生活はタンパク質が大事。
太るからといって、お肉を避けすぎるのはNG。動物性タンパク質と、植物性タンパク質をバランスよく摂取することがホルモン活性化の大切なことです。そして、積極的に取ってほしいのが大豆製品。
納豆や豆乳、豆腐などに含まれる「大豆イソフラボン」は女性ホルモンと似た働きをしてくれると言われています。毎日意識的に摂取することで、肌や髪の調子を整え、身体の中も外も奇麗に整えてくれます。
まずは一日一品、大豆製品を取り入れてみましょう。

運動やストレス発散も大事です。
ウォーキングやヨガなどで身体を動かし温めると、自然と気分も晴れやかになり、それも女性ホルモンの働きを助けます。眠る前や起床後などに取り入れてみるといいかもしれません。

いかかでしょうか？
女性ホルモンは年齢を重ねるごとにどうしても分泌量が減っていくものですが、意識して生活することで活性化を促せます。
いつまでも綺麗でいたい……そう思う女性のみなさんは、まずはできるところからホルモン活性化、略して「ホル活」してみるのはいかがでしょうか！？

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